中国の食人(続)
戦時中、蒋介石の参謀長を務めたスティルウエルの伝記で
「失敗したアメリカの中国政策」というバーバラ・タックマンの本があります。
若きスティルウエルが香港にいたとき、辛亥革命が起こりました。
彼はこれに興味をもち、大陸に向かいます。
梧州での軍事作戦の詳細を彼は聞きます。以下引用
「梧州の部隊が一団の海賊を攻撃、66人を捕虜とし、翌日斬首、そ
の後、胸を開いて心臓を取り出し、焼いて食ったというのであった。
処刑した海賊の心臓や肝臓、いや時には体を全部食ってしまうのは
至極普通のことと彼は知った。
彼らはその男が海賊に生まれ変わらないようにと食ってしまったのである。
想像力が異様に刺激されたのはもちろんで、三水で船が錨を下ろしたとき、
彼は恐怖で目を覚ました」。
何を隠そう、この本は驚くなかれ朝日新聞から翻訳が出ており、
田中秀雄著『映画に見る東アジアの近代』でも引用されています。
(HT生、大田区)
宮崎正弘氏の無料メルマガは、読者のコメントも面白い。
◎宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
◎無料メルマガ購読は下記サイトから。
(過去五年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/