パンダはいらない。手続き上、台湾は中国にされそうだから。
台北・庄司哲也】中国が台湾への贈呈を発表したジャイアントパンダについて台湾行政院農業委員会(農水省)の諮問会議は31日、受け入れ困難との結論を出した。台湾当局が最終決定するが、結論が覆る可能性は低く、事実上の受け入れ拒否となった。
諮問会議は台北市立動物園などの受け入れ態勢不備を強調、「(絶滅の恐れのある種の保護をうたった)ワシントン条約に沿うことが出来ない」と判断した。これにより、政治問題化を避けた。
パンダ贈呈は昨年4月に台湾の最大野党・国民党の連戦主席(当時)が中国を訪問、60年ぶりに国共トップ会談が実現したことから中台融和の証しとして中国側が提案した。今年1月につがいを選び、中国国内の公募で名前も決まっていた。
だが、ワシントン条約で絶滅の恐れのある種に指定されているパンダは移動が規制され、輸出国と輸入国の証明書が必要となる。陳政権はワシントン条約に基づかない受け入れは「一つの中国」を認めかねないとの姿勢を崩さず、中台間で「国際取引」か「国内移動」かの駆け引きが行われていた。
(毎日新聞) - 3月31日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060331-00000117-mai-int&kz=int
パンダをもらうと、ややこしくなるんだよね。