中国のガス田の事故
重慶市開県の天然ガス田で25日午前、大量のガスが漏れ出し、付近の住民約1万人が避難している。負傷者は出ていない模様だが、地元の行政当局は川の水を飲まないよう呼びかけている。26日付で中国新聞社などが伝えた。
ガスが流出したのは、中国石油天然気集団系の会社が経営している天然ガス田「羅家2号」で、2003年12月にガス流出事故を起こした「羅家16号」と同じブロックにある。03年12月の事故では住民243人が死亡した。
付近の住民は「午前5時(日本時間午前6時)頃にバンという大きな音がした」と話しており、中国紙の中には「大規模な爆発が起きた」と伝えるところもある。
現場から1キロメートルほど離れたところにある川では濁った水柱が上がり、調査したところ、水からメタンが検出されたという。ただし、硫化水素は検出されなかった。
写真は事故処理のため点火されたガス田。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 3月27日