好意を寄せていた長男が大切にしていた母親を殺して、たった5年~10年の刑 | 日本のお姉さん

好意を寄せていた長男が大切にしていた母親を殺して、たった5年~10年の刑

北海道八雲町の酪農業、河原千鶴子さん(当時50歳)が昨年4月、自宅で刺殺された事件で、住み込みのアルバイトで殺人罪に問われた少女(17)=東京都あきる野市=の判決公判が23日、函館地裁であった。園原敏彦裁判長は、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。


 判決理由で、園原裁判長は「好意を寄せていた(河原さんの)長男に裏切られたため、長男が大切にしていた河原さんに攻撃を向けたものと推察される」などと殺意を認め、「短絡的かつ自己中心的で結果は重大」と指摘した。


 判決によると、少女は昨年4月22日午前5時20分ごろ、河原さんの腹などを牛刀(刃渡り約21センチ)で数回突き刺し、殺害した。


 弁護側は「懲役刑ではなく医療少年院での治療が必要」として、家庭裁判所への送致を求めていた。【佐野優】

2006年3月23日(木) (毎日新聞社)

http://news.ameba.jp/society/20060323135008/20060323k0000e040065.html