DVDで「皇帝ペンギン」を観た。
皇帝ペンギンの子育ては命がけだった。
ペンギンの群れが、繁殖地に向かう。
世界中からペンギンたちが帰ってくる。
そこでつがいになったペンギンたちは、
メスもオスも必死になって子供を育て上げる。
メスがたまごを産む。産み終わったらメスは
海に向かうため、たまごをオスに受け渡さねばならない。
その時に、たまごを上手に渡せないペンギン夫婦もいる。
メスの足下から転げたたまごは、氷の上で
一瞬の内に凍って破裂してしまう。
オスのペンギンは、メスがひなのエサをお腹に詰めて
海から帰ってくるまで、たまごを抱えて何も食べずに待つ。
ひながかえると、何も無いお腹からひなのための
エサを吐いて与える。ひながかえった時に、
メスが海から帰ってこなかったら、ひなはそのまま
死んでしまう。ペンギン夫婦はひなを育てるために
大変な苦労をしているのだ。
「皇帝ペンギン」は、ペンギンの子育ての記録映画
なのだが、親ペンギンの子育てに対する一生懸命な
気持ちが伝わってきて涙が出そうになった。
人間だって、大変な苦労をして子供を育てている。
ペンギンも人間も、一生懸命生きているんだと思うと
全ての子育て中の人の親に対して尊敬の念が沸いてきた。
世界中の動物がこれからも子育てを続けることができるよう
人間が彼らに必要な環境を壊さないように留意しなければ
いけない。人類の未来のためにも、環境を整えなければ
いけないなと感じたのだった。