アメリカが心配している中国の人身売買 | 日本のお姉さん

アメリカが心配している中国の人身売買

さすがアメリカ。中国の周りの国の女性の人権のことも

心配している。日本にはできないなあ。


日本の農村では、結婚できない人が、外国の花嫁と

結婚するのが密かなブーム。(紹介所がある。)

日本に入りたいから日本人と結婚する女性もいる。

日本人と結婚してタイで結婚式まであげているのに、

日本の空港に付いたら、そのまま逃げるタイの女性も

いる。たくましいね。


日本に行くんだと思ったら騙されて

そのまま中国で強制売春の犠牲者になる中国人も

いるんだって。こりゃひどいわ。


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【ワシントン=古森義久】米国の「中国に関する議会・政府委員会」

(委員長・チャック・ヘーゲル上院議員)は六日、中国の人身売買に

ついての公聴会を開いたが、中国では一人っ子政策の結果としての

独身女性不足から、国内だけでなく周辺諸国からの女性の人身売買が

広がり、国際問題化しているという非難が多方面から表明された。


 ヘーゲル委員長はまず人身売買が現代の奴隷制度に等しく、

国際労働機関(ILO)やユネスコの国際規範に反するとして、

国際的対策の必要性を強調したうえで、全世界的にも中国の人身売買が

最も規模が大きく、深刻だとして、

(1)中国では周辺の北朝鮮、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア

などからの女性がセックスや結婚の対象として多数、買われるようになった


(2)中国当局は人身売買の取り締まりを言明し、昨年一年間に二千件を

摘発したと発表したが、実態は秘密にされ、しかも人身売買防止に動く

国際NGO(非政府組織)の国内での活動を禁じている


(3)しかし国連関連機関などの調査では中国での人身売買は

年間二十五万人以上、しかも北朝鮮からの難民の90%までが

人身売買の対象にされていることが報告された-などと指摘した。


 続いて国際的な人身売買問題を追及し、売買を許容する国への経済援助

停止などを規定した法律の作成にあたってきたクリス・スミス下院議員が証人と

して「まもなく中国は人身売買の世界最大のハブ(中心拠点)としてタイを追い越す」

と述べ、中国で急増する女性の人身売買は、中国政府の一人っ子政策に

原因があると指摘した。
 同議員は、

(1)中国では政府が国民に強制する一人っ子政策のために胎児が女だと

わかると妊娠中絶する女性が急増して、男女の出生率は地方では

130対100にまで偏って、すでに独身男性の過剰が顕著となってきた


(2)このため中国の地方では妻調達の強制結婚のため、都市部では

セックス目的の売春のため、女性の売買が広がってきた-などと証言し、

中国政府の政策を厳しく非難した。


 ブッシュ政権を代表する形で証言したジョン・ミラー国務省

人身売買対策室長は「中国での女性の人身売買の急増は間違いなく一人っ子

政策での男女の出生の偏りが原因だ。

だが、中国政府はその非を認めず、人身売買の摘発の実態も外部には

知らせようとしない」と中国当局の態度を批判した。


 民間の国際人道団体を代表して証言した女性活動家の

ウェンチユー・パーキンス氏は「日本や台湾での結婚を仲介業者に約束され、

実際に渡航すると、強制売春や強制労働の犠牲となる中国人女性も

増えている」と報告した。

(産経新聞) - 3月8日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060308-00000011-san-int