韓国も中国にならって、油田開発に乗り出した。 | 日本のお姉さん

韓国も中国にならって、油田開発に乗り出した。

SKグループが、主力のエネルギー大手SKだけでなく、傘下企業を総動員して海外の油田開発に乗り出す。SKテレコム(SKT)は通信網の構築、SK建設はプラントの建設と産油国のインフラ事業を行う条件で油田開発権を獲得。系列各社がタッグを組んで資金不足をカバーし、海外大手との競争に打ち勝とうとの戦略だ。14日付中央日報が伝えた。


SKグループは、▼油田探査と開発(SK)▼無線通信施設の構築(SKT)▼石油化学プラント・道路・港湾の建設(SK建設)▼情報技術(IT)インフラの構築(SKC&C)――のいわゆる「パッケージ取引」を産油国に提案している。3,000億ウォン相当の油田の場合、1,000億ウォンを支払い、残り2,000億ウォンはそれに相当するインフラ建設を行う。現在この方式で、アルジェリア、リビア、ベトナムと交渉を進めているという。

■資金不足をカバー

グループを挙げて資源開発に乗り出したのは、同事業の収益性が高いためだ。SKは昨年末現在、12カ国・地域の19鉱区で原油やガスの探査・開発・生産を実施。昨年は石油開発事業で売上高3,354億ウォン、営業利益2,096億ウォンを上げ、営業利益率は62.5%に達した。

ただ、SKが単独で油田開発を進めるには資金力の面で限界がある。同社の今年の資源開発への投資額は3,400億ウォン。年間10兆ウォン以上を投じる米エクソンモービルや英BPなど海外大手とは勝負にならない。そこで目をつけたのがパッケージ取引。SK側は資金負担の軽減が図れ、産油国側はインフラ構築が行える。両者にとって魅力的な取引だ。

SKの油田開発担当者は「保有油田を入札にかける産油国の多くはインフラ構築の遅れている発展途上国であるため、成功する可能性は高い。プラント建設を条件に開発権を与えると提案してくる国もある」と手応えをみせている。

http://nna.asia.ne.jp.edgesuite.net/free/businessmail/jmp_krw.html (2月15日のみ有効)