中国のウラ社会は表と連合して働いている | 日本のお姉さん

中国のウラ社会は表と連合して働いている

中共政権の機関誌「瞭望週刊」最新号で、中国では深刻な社会問題となっているマフィア組織の犯罪について取りあげた。評論家は、中国でのマフィア組織の発展と強大化は中共政権の支持と操縦による結果と指摘している。

 同機関誌は、マフィア組織の問題の深刻性を認め、「近年、腐敗官僚と裏社会勢力の結託連動構図が形成され、裏勢力は犯罪目的を達成するために、腐敗官僚を買収する。一方、腐敗官僚は経済や政治目的を果たすためにも、裏勢力を雇い、背後で操縦している」と明言した。

 北京の人権弁護士・高智晟氏は、強権により被害を受ける社会的弱者層のために積極的な活動を続けているが、中共政権の機関誌が今回このような裏社会の現実を認めたことについて、「マフィア社会を制止する願望と能力は別問題であり、さらに現在の中共政権においては、(本当にそうしたいのか)両方の真意が疑われる」と分析している。高弁護士が、中国でのマフィア組織の急成長は、政治環境の変化による結果であり、背後には政権や、政権官僚の支持がなければ、いまの局面には至らなかったと指摘、「中国の警察組織は、全世界でもっともマフィア勢力と親密関係を保つ国家機構であり、多くの場合は両者がすでに運命共同体となっている」と鋭く批判した。

 VOAの報道によると、この数年中国農村部では土地の売却をめぐる官民紛争などが続発し、上海のような大都市でも家屋の強制取り壊しなどが頻発している。経済利益を絡んで、国民と地方官僚の間に摩擦が起こる際に、官僚は裏でマフィアを雇い、暴力手段で問題の強行解決を図るという。警察もグルになり、まったく取締りせず傍観する。去年9月にBBCなどの国際メディアが報道した広東省番禺県太石村での農民抗議事件は、まさしくこの裏構図であり、英紙ガーディアンの記者は一部の暴力現場を目撃した。

 民主活動家・郭飛雄氏は、太石村の農民抗議事件で、被害者の農民たちを支援したため、現場で警察と官僚に雇われた用心棒の完璧なる「連携プレー」を実体験したと証言している。


(06/01/24 )

http://www.epochtimes.jp/jp/2006/01/html/d82343.html


中共政権から圧制を受けた人の代弁者として民衆から支持を受けている高智晟人権派弁護士は、土地を強制収用された広東省大石村住民の郭飛熊代理人弁護士が警察当局に暴行されたことを受け、4日に断食抗議を始めた。高弁護士のこの活動は、中国の民主化を願う人々が賛同し、リレー形式により全世界で展開された。

 今回のリレー断食抗議活動は、高弁護士が発起人として、中共政権から圧制された人、暴力を受けた人のための応援団を結成し、断食をもって平和的に中共政権の独裁に抗議していくと決めたことがきっかけで、その輪が広がったもの。

 同活動の呼びかけ文が発表された直後、賛同者の一人である郭飛熊弁護士が尾行され、勾留・殴打されたという。これを受けて、高弁護士は直ちに中共の政治中枢である中南海の入り口新華門で抗議する計画を立てたが、家族の強い反対があり、計画が頓挫してしまい、断食に切り替えたという。

(06/02 /06 )

人権派弁護士・高智晟氏は中共政権から迫害を受けている人々の依頼を多く引き受け、危険を顧みない勇気ある行動で民衆から熱烈な支持を受けている。同氏はこのほど、英紙「ガーディアン」の取材に応じ、中共政権と自分が置かれている現状に言及し、フランスやドイツなどは、いずれ中国国民に償いをすることになると中共寄りの国家を厳しく非難した。さらに「中共政権の崩壊のため、命を惜しまず戦う」と意気込みを語った

 同紙のインビューで、高弁護士は「共産党が殺害したのは8千万人

ナチスに殺害されたユダヤ人の数の13倍である。

国際社会はナチスに対してその蛮行を当初から非難していたが、

中共政権の暴虐ぶりについては目をそらしている。

高度成長を続ける中国とのビジネス関係を失いたくないからだ」と指摘した。

 高弁護士はこれまで数百人の拷問被害者からの依頼を引き受けた。そのため、北京に在住する高弁護士は、電話が盗聴され、30人以上の私服警察が彼を24時間監視し、12歳の娘も尾行の対象となっている。去年12月、同弁護士の法律事務所の業務が強制停止された。その後、いつでも逮捕できると警告され、1月17日午後11時ごろ高速道路を走行中、ナンバープレートが隠された自動車が彼の車に衝突事故を仕掛けたが、危機一髪で難を逃れた。このような危険情況に対し、高弁護士はまったく動揺しないと語った。

 41歳の高智晟氏はこれまで、民主活動家、宗教弾圧の被害者、炭鉱事故の遺族、土地を強制収用された農民など弱者を対象に、ウェブサイトを通じて支援し、国民の支持を得ている。その意味で高弁護士は、同世代の弁護士の中で最も著名な人物となった。同氏は、「共産党はあまりにも多くの邪悪かつ残忍なことをやってきた。だから私は戦うことを決心した」と高弁護士は意気込みを語った。

(06/02 /04 )