韓国人アシスナ航空社員が中国人40人を多数不法入国させていた
2006年01月16日10時31分
航空会社員らに交付される空港制限区域への通行証を使って、成田空港で中国籍の女性を不法入国させたとして、埼玉と鳥取両県警は、韓国籍で千葉県富里市日吉台、元「アシアナ航空」(本社・韓国ソウル市)社員、閔淳聖(ミン・スンソン)被告(38)を出入国管理法違反(営利目的不法上陸等援助)の容疑で逮捕状を取った。16日午後にも再逮捕する。 調べでは、閔被告は昨年3月、成田空港で中国から到着した中国人の無職の女(27)=出入国管理法違反罪で有罪判決=に同僚社員の通行証を手渡し、職員専用通路の暗証番号を教えて、不法に入国させた疑い。 閔被告は、成田空港内にあるアシアナ航空支店に勤務していた04年夏から1年ほどの間に「約40人の外国人を不法入国させた」と供述しているという。1人につき数十万円の報酬を受け取っていたとみられ、両県警は、ほかに不正入国にかかわった人物がいるとみて捜査している。 閔被告は中国人2人に偽造パスポートを手渡したとして同法違反(偽造旅券提供)容疑で昨年10月、鳥取県警に逮捕されていた。埼玉県警が取り調べていた中国人の無職の女の供述から閔被告が手引きしたことが浮かび上がった |
http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY200601160074.html