地球温暖化は防げるか? | 日本のお姉さん

地球温暖化は防げるか?

日本が中心となって、地球温暖化を防ごうと、京都に

世界の国が集まった。だが、その中に中国はいない。

そして、肝心な中国がいないので、その集まり自体が

無意味であるからとアメリカは分析し、参加をしてこない。


南極の棚氷は溶け出し、ペンギンのすみかも、雪が溶けて

土がむきだしになっている。海面が上昇し、ペンギンの繁殖地が

水びたしになっている。

南極に滞在した人間の捨てていったゴミに足を

取られて動けずに餓死するペンギンもいる。


ペンギンだけが、苦しみを受けているのではない。

海水が上昇し、人が住む島が、無くなろうとしているのだ。

島が満潮時に海水に襲われ、島の土が塩害で塩を吹くようになる。

島の人々は、どこに逃げればよいのだろう?


海の温度が上昇し、台風が発生しても、なかなか消えていかない。

魚の分布の状況が変わってきた。温かい海水を好むくらげが

異常発生している。

日本でも、夏の温度が年々上がってきている。

30年ぐらい前は夏でも、暑い日は33度止まりだった。

普通は31度ぐらいだった。


熱帯雨林の森は失われつつある。富める国が貧しい国の森を

食い尽くしていく。貧しい国はおのれの森を薪(たきぎ)に

変えていく。人口が増えて自然を、壊していく。


地球温暖化は防げるか?このままいけば、防げない。

全ての国が、真剣にこの問題に取り組まない限り、海岸線の形は

限りなく変わってしまう。小さな島は海に沈むだろう。

日本だって、どこまで海面下に沈むのか、誰も分からない。

インディアンは100年後の子孫のためを考えて、植物を根こそぎ

抜き取ったりしない。

100年先を考えて、今から行動を起こさなければ、地球温暖化は防げない。


中国は常に10年、20年先を考えて行動を起こしているそうだ。

それならば、あと80年先を考えて地球温暖化の会議に参加する

べきだ。

あきらめずに、中国に日本の温暖化対策の会議に参加するよう促すか、

地球温暖化対策の会議を中国に発足させ、逆に世界が中国発の議定書に

参加してやるしかない。


地球温暖化が進めば、小麦は不作になり、オリーブやワインは逆に

豊作になる。

ますます弱者が生きにくい世界になろうとしている。


中国とアメリカが、真剣に地球温暖化に取り組んでくれるまで、

わたしたちは、小さな努力を続けよう。

車のアイドリングはしない。使わない部屋の電気は消す。

エアコンは26度から28度に設定。家のまわりには、樹木や下草を植える。

ビルの屋根は、グリーンで被う。壁も、こけが生える材料で被う。

夕方と朝に打ち水をする。

省エネの家電に買い変える。冬の雪をビルの下に貯めて、夏はその雪を

利用して、冷気をビル全体にまわす。


風力発電や太陽光発電など、石油に頼らないシステムを構築する。

海の側には家を建てない。

いずれ西ナイル熱や、マラリアが流行るので、その用意をする。

今から政府にマラリアの薬を用意してもらおう。できれば特効薬も

開発してもらおう。


熱に強い米や小麦を開発する。南国の野菜をどんどん取り入れて、

料理法を学ぼう。

バナナや椰子、パパイヤなどを、植えて温暖化による飢饉に備え、

いずれアメリカが小麦を日本に売ってくれなくなるので、今から

自給自足をめざす。


温暖化で雪が降らなくなると、水の確保も大変になる。家を建てるなら

雨水を受けて地下に蓄える装置を作ってはどうか?

雨水を打ち水用や家庭菜園に使えば、お金もかからない。

中庭で野菜を作って、せっかく育てたものを盗まれないようにしよう。


できれば井戸がある、涼しい山の上に住むのがいい。車を使わなくてすむよう

電車の駅に近いとさらに良い。車は全部省エネ車に変える。日本中の車が、

ガソリンを使わないタイプに変わるよう企業と政府にいっそう努力してもらう。

小さな島に住む人は、親戚に頼んで沈んだ場合の移動先を確保しておく。

日本中に、広葉樹の森を育てて、降った雨をなるべく地面に蓄え、水に

困らないようにする。


漁師が反対しているのに、強引に海を埋め立てて、結局

魚介類に多大な損害を与え、ヘドロの海にしてしまうような先を読めない

政治家に任せていては、何も始まらない。

中国やアメリカを動かす努力も必要だが、わたしたち国民も、日本政府も

今から用意するべきことは、たくさんあるのではないか?