お久しぶりです、飲んで半畳、寝て一畳が座右の銘に
なりつつある酒カスを極めるスカーレットクワバタです。
今日、お昼休みにスマホをぽちぽちしていたら目に
飛び込んできた松本零士先生の訃報。
これを言うと、ムスメの学校がわかってしまうかも
しれないけど、松本零士先生はムスメの大学の名誉教授的な
ポジションで、ムスメの入学式でも祝辞を述べてくださいました。
なんというか、特に奇抜な服装をしているわけでもなく
華美でもないのに、アーティスト特有のオーラが全開でした。
そして「貴方達の若さが羨ましい。その体力と時間が
あればやりたいことが山ほどある」というようなニュアンスの
お話をされていました(かなり前なのでうろ覚え)
そして表現者としてフリーで生活していくことを前提として
健康の大切さを力説しておられました。
当たり前の事だと軽視されがちですが、数々の修羅場を
潜り抜けて第一線で活躍を続けてこられた松本先生ならではの
リアルなお言葉だった、と今にして思います。
先生のお話は、ムスメ世代の若者に向けたものでしたが、
果たして人生の折返し地点を超えたと言われるワタクシを
含むアラカンだのアラフィフ世代、体力のあるうちに
どれだけやりたいことをやってきたのか、やりたいことを
やるためにどれだけ身体のメンテナンスをしてきたのか、
胸を張って👍と言えるお方は、さほど多くはないと思います。
まぁね、アラフォーからアラカンって諸々の浮世の義理に
縛られて「好きなように動けたら苦労はしないわ❗️」と
やさぐれたくなる状況下の方もかなり多いということは
ワタクシ自身の体験からも、よくわかります。
やりたいことをやる前に、目の前にやりたくねえけど
やらなきゃいけないことが、家系ラーメンの大盛りくらい
山積みになってるし😮💨
でも、あと20年後か30年後かわからないけれど、
あの世からお迎えが来た時に、それで後悔しないのかと
聞かれたら、遠い目をして言葉を濁すしかできませんわ
松本零士先生とて、介護だの子育てだの上司との軋轢だので
悩んだことはないかもしれないけど、あれだけの大御所とも
なれば、また違うしがらみで窮屈な思いをしたことも
あったであろうことは、ワタクシ程度でも想像つきます。
その中で常に自由であろうとされた姿勢は、素晴らしいし、
ワタクシのような市井の民もまた、制限のある中でも
自分の人生を生きようとする努力はしようと、改めて
思った次第でございます。