夫の家に着き、私はいつものようにご両親に挨拶をした。
しかし、夫はサッサと二階に上がり自分の部屋へ。
え?ご飯一緒に食べるんじゃなかったの?
と、戸惑いながら後を追いかける。
「ちょっと待ってて。」
夫は再び一階へ行き、しばらくするとおぼんにご飯をのせた夫が帰ってきた。
え?部屋で食べるの?
夫は何食わぬ顔で食べだした。
せっかくご両親とお話しでかかる機会だと思ったのに…
急だったし、ご両親の晩御飯の時間はもう終わったのかな?気を使ってくれたのかな?くらいに思っていた。この時は。
しかし、この日を境に度々この光景を目にするようになる。
私「ごめんね、部屋に持ってきてもらって。お義母さんに気を遣わせちゃってるよね。後で御礼言わなきゃ。」
主人「御礼?なんで?御礼なんていらないよ。いつも部屋で食ってるし。」
え?いつも?
主人「いい歳して家族団欒なんてしないって(笑)」
そうなの?
男の子なんて成長したらそんなもん?
(私は姉妹)
更に続けて主人は言った。
「うちの母親なんて専業主婦だし、無駄にご飯作ってるだけだから。余すよりいいだろ。遠慮すんなって(笑)」
この時非常にモヤモヤしたのだが、なぜか気づかないようにしてしまった。
夫は結婚前からやたら母親を貶していた。
マザコンよりマシか
なんて思っていた自分を殴りたい。
母親にはいつも反抗期の青年のような態度だった。それはイコール、甘えである。
すなわち、マザコン。
そしてそれは、結婚後の妻に対する態度なのであった。