皆さま、ご自身の産土(うぶすな)神社をご存知ですか?
そしてそちらへお参りに行かれたことはありますか?
(と突然投げかける)

母親が身篭った時にいた土地を守護する神社さん、とか
出産した時の土地を守護する神社さん、とか
出産してしばらく住んでいた土地の神社さん、とか


詳細は忘れましたが、
一生涯お守りくださる神様がいらっしゃるそうです。

個人的には母親が身篭る、ことが自身の今世のスタートの様なイメージがして、そちらの方が何となくしっくりくる気がしますが...。
(ご興味がおありの方は調べてみてください)

 



なので産土神社は人それぞれ違います。

私は数年前まで全く知りませんでした。

全国に素晴らしい神社は沢山ありますが
まずは産土神社にお参りに行くと良いと

その上で各地の神社に訪れる時、

取り次いでもらいやすくなる

とかなんとか…
と教えてもらった気がします。
(記憶がうっすらでなんか違っていたらすみません)

そんな…
とても大切で重要な
有り難すぎる神様がいらっしゃるなんて〜!
と感激したのですが。

そんなとんちんかんな私に、
当時謎の産土神社フィーバー
ジワジワと忍び寄ってきていました。

多方面から「産土神社行くといいよ」とのお声がけ。
誰かが産土神社について話しているのを聞いたり、
ネットで調べものをしている時に
「産土神社に参拝に行こう」

というような誘い文句を見かけたり。

ある時は、

大好きなとある神社に訪れた帰りに立ち寄ったカフェで

お店が混雑していてたまたま相席になった見知らぬおじさん。


初対面にもかかわらず、本当に子どものようにキラキラした目で、ご自身の大好きな宝物を見せてくださいまして、まったくもって見ず知らずの私までワクワクさせていただいたという、なんとも不思議な時間を過ごしたことがあったのですが、この方からも「産土神社行くといいよ」とサクッとキラッと、しかし前のめりでおすすめされました。



そしてある時、お友達に私の産土神社を教えてもらえる機会がありました。

「後で調べて伝えるね。

 今のところここかな?とイメージする神社はある?」

と聞かれ、

「うーん、大田原神社かなぁ?」と。

後日、やはり私の産土神社はそこだと教えていただけました。

ものすごく気にはなりつつ
それから数年が経ち…(おい)

なぜだか昨年の春、

ある日突然思い立ち、とうとう行ってきましたよ。
3歳くらいまで近くに住んでいましたが、それ以来です。

当日、日が昇る前から簡単なお弁当と飲み物を用意して、車で一人旅です。



栃木県大田原市 大田原神社

 

 

あまり記憶にありませんが、

幼い頃何度か訪れているはずの場所。

駐車場から登る石階段を
子どもの頃に登ったような…?
記憶はありませんが(笑)


なんとな〜くう〜っすらと
父と手を繋いで、一段一段 一生懸命登る私と
その後ろから母が見守るように着いてくるような…
そんなイメージが浮かぶ謎。

もう一人でさくっと登れるよ(笑)

 


サーっとそよぐ風に
大きな木々が頭上で揺れざわめいています。

こんにちはー♪
ひそひそ声でご元気よく挨拶しまくる怪しげな私ですが、
その時誰もいないので大丈夫です。(なにが?)

 



なんだか無性に心躍りワクワクしながら
参道をゆっくり歩きました。

ご本殿でお参りさせていだだき
ご挨拶と感謝の気持ちをお伝えし、
幼き頃から今までの人生を長々とご報告
これから頑張ろうと思っていること等もお伝えさせていただきました。

誰もいないからって

まるでおじちゃんやおばあちゃんの家に遊びに来た孫の様な、図々しいですがそんな感覚で、長々とお話させていただきました。

私の過去も未来も
この人生の全てに感謝の気持ちが込み上げてきました。

ふんわり包まれるような、とても気持ちの良い境内でしたので、かなりの長時間を拝殿前でぶつくさ言いながらお参りしていると思ったら、さらに長々とうろついたあげく、


やはり何年ぶりかに参拝させていただくからには
お近くでご祈祷していただこう♪
と突然思い立ち、ダメ元で社務所にお願いしてみました。

一人でふらっと参拝しに来て長々とふらふら居座ってると思ったら、突然ひきつった笑顔でご祈祷をお願いしにきて、怪しげMAXな私だったと思います。

その際、神主さまは地鎮祭の依頼があり出かけていたそうですが、つい今しがた帰ると電話があったところだったので、少し待ってもらえたらできますよ、と快くお受けしていただき本当に有難かったです。

予約もせず、突然お願いしてしまったことに恐縮しまくりながらも
私一人の為にご祈祷していただけるという
贅沢な有り難い時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

(続きます...)