TURURURURURUR…
TURURURURU…
週末、友人Tから電話がかかってきた。
そのTは申し訳なさそうに、「○○という場所まできてくれ」と頼んできた。
事情はこうだ。
昨晩、新年会だったらしく、酒を飲んでいた。
ほどよく飲んだはずのTだが、その晩は場が散会になっても膿のようにたまった日常の鬱屈をはききれず、ひとり夜の街を徘徊した。
Tは夜のネオン街をさまよっているうちに、いきつけの店で見ず知らずのオッサンと出会い、意気投合していっしょに飲み歩く事になった。
そのオッサンと2,3軒ハシゴして、そこから記憶喪失。
そして、何者かにボコボコにされ、身ぐるみはがされ、ゴミ捨て場に捨てられてる。
夜明けにゴミを回収した業者の人に、遺体が捨てられていると思われ、ポリに通報される。
意識が戻ったのは、ポリステーションに連行中の車中。
そして、身分証明するものがなく、顔の掘りが深かったので(後日判明するが、鼻骨骨折の為、より顔の掘りが深くみえた)、不法滞在の外国人とまちがわれ留置所にブチ込まれる。
留置所でだされたカツドンを食べている姿、箸の使い方から、やっと日本人と理解してもらえる。
そして、身元引受人としてわたしが選ばれ、Tから電話がかかってきた。
ストレス発散の仕方は十人十色。
そうやって、人はみな生きつなげている。
たまたまTは失態を演じてしまったが、誰がカレを責める事ができるだろうか?
明日は我が身と、身を引き締めるのみ…