※写真はホームページから抜粋しております※
【武田双雲×百段階段】
【百段階段】は、通称であり、かつての目黒雅叙園旧三号館にあたり、唯一の木造建築とのこと。
【百段階段】
食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、九十九段の長い階段廊下が繋いでいます。階段で結ばれた各お部屋は、それぞれ趣向が異なり、主に装飾を担当した画家の名前がつけられているそうです。
①【十畝(じゅっぽ)の」/テーマ:誕生】
テーマは 誕生・・・この地球にはこれまでにどれだけの命が生み落とされたのだろう。人は、生きている中で何度か大きく変化する時がある。まるで新しい自分が誕生するかのように。すべての誕生はどこかで世界を変えているだ。
荒木十畝(あらき じっぽ)画伯が、格天井(ごうてんじょう)の絵を揮毫したお部屋です。
天井画が素敵です。障子の格子が珍しい模様であったり、パオブラジルという木の柱があったりと素晴らしいです。
②【漁樵(ぎょしょう)の間/テーマ:家族 「語」「笑」「食」「舞」「遊」】
テーマは、家族・・・
何気ない日常、何気ない会話、何気ない行動。どんなことよりも些細なことの方が、リアルであり大切でないか。家族は些細な日常をわかちあえる存在。
竜宮城の中の竜宮城と言われる「漁樵(ぎょしょう)の間」では、檜(直径70cm)の床柱に浦島太郎と養老の滝物語の樵さんが立体彫りされているのが印象的です。天井には、草花 欄間 平安貴族の五節句、千と千尋の神隠しのお風呂のシーンのモデル等があります。
このお部屋は、実は【披露宴は人気でなかった】とのこと。なぜかというと・・・お部屋としては最高に豪華だったのですが、美人がたくさんいたため、お客様が花嫁を見ないということで不評だった様です。
③【草丘(そうきゅう)の間/テーマ:葛藤】
テーマは葛藤・・・
思うようにいかない、人生波乱万丈なことばかり・・・ゆとりを持って生きる、失敗した書が飾ってあります。
草丘の間は、景色が良いお部屋と言われています。昔は、富士山が良く見えたそうです。ここでは、細川力蔵氏の発案で畳を絨毯にして、椅子式の回転テーブルで中華料理を召し上がって頂いていたとのこと。回転テーブルは、実は、国内→世界→中国という順で広まったとお話されていました。
④【静水(せいすい)の間/テーマ:自己対話】
テーマは、自己対話・・・自分のことが観えない。自分なのに自分がわからない不思議。他人と接することで観えてくる自分。つまり出会いの数だけ、新しい自分を発見できるということ。【思っている以上に1人の人間がもつ「面」は多いのかもしれない】という自分のことを見つめなおす間です。
天井には、色々な方が描いたものを寄せ集められています。双雲さんの書いた【我】という書は、必見です。双雲さんのサインも驚いてしまいます。
⑤【星光(せいこう)の間/テーマ:自由】
テーマは、自由・・・りんごの種からはりんごが育つ。自分という種からは自分しか育たない。なのに人は他人になろうとする不思議な生き物。本当の自由とは自分を育てて行く家庭にあるのではないか。「自分」という蕾に水や光を。そして「愛」という花を咲かせよう。
天井の欄間は、板倉星光氏が一人で書いているとのこと。座ると天井は低く、絵は非常に明るいです。天井には、四季の籠花、欄間、お魚、お野菜と庶民的なものが描かれています。ここは、社長室として使用されており、社内で最も人気で「落ち着く」お部屋だったとのこと。外を開けると滝の水路(玉川の水)があった様です。
⑥【清方(きよかた)の間/テーマ:開花】
テーマは、開花・・・
夢がないということは、荒波の中を羅針盤もなしに漂うようなもの。夢を持っているのに、その方へ挑まないのは、ずっと停泊している船のようなものである。夢に向かって進んでいく人だけが希望の光を自ら放てるのだ。こちらでは、「夢」「桃」の書があります。
美人画の大家、鏑木清方氏が愛着を持って創った落ち着いた静かな茶室風の優雅なお部屋です。欄間美人画が描かれており、茶室として一番お金をかけたとのこと。また、京都北山杉の天然出絞丸太という貴重な床柱があり、一本3000円で、当時の価格ですと庭付き1戸立てで3軒分だそうです。昭和 29年には、文化勲章を受章されたそうです。
⑦【頂上の間】
今まで、双雲さんが生み出してきた題字等の代表作を表示。これまでの歩みの一歩を感じてもらいたいということから数々の素敵な作品が展示されています。
素敵なお部屋とお部屋に合わせた【書】を書く武田双雲さんの世界観を堪能することが出来ました。
、
【目黒雅叙園のDVDも発売されている様です】
【続きは、チャイニーズレストラン旬遊紀のご紹介です】
【目黒】 目黒雅叙園 武田双雲×百段階段~これまでの人生 これからの人生~
1期:5月28日(金)~6月27日(日)
2期:6月29日(火)~ 7月19日(月)
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【武田双雲×百段階段】
【百段階段】は、通称であり、かつての目黒雅叙園旧三号館にあたり、唯一の木造建築とのこと。
【百段階段】
食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、九十九段の長い階段廊下が繋いでいます。階段で結ばれた各お部屋は、それぞれ趣向が異なり、主に装飾を担当した画家の名前がつけられているそうです。
①【十畝(じゅっぽ)の」/テーマ:誕生】
テーマは 誕生・・・この地球にはこれまでにどれだけの命が生み落とされたのだろう。人は、生きている中で何度か大きく変化する時がある。まるで新しい自分が誕生するかのように。すべての誕生はどこかで世界を変えているだ。
荒木十畝(あらき じっぽ)画伯が、格天井(ごうてんじょう)の絵を揮毫したお部屋です。
天井画が素敵です。障子の格子が珍しい模様であったり、パオブラジルという木の柱があったりと素晴らしいです。
②【漁樵(ぎょしょう)の間/テーマ:家族 「語」「笑」「食」「舞」「遊」】
テーマは、家族・・・
何気ない日常、何気ない会話、何気ない行動。どんなことよりも些細なことの方が、リアルであり大切でないか。家族は些細な日常をわかちあえる存在。
竜宮城の中の竜宮城と言われる「漁樵(ぎょしょう)の間」では、檜(直径70cm)の床柱に浦島太郎と養老の滝物語の樵さんが立体彫りされているのが印象的です。天井には、草花 欄間 平安貴族の五節句、千と千尋の神隠しのお風呂のシーンのモデル等があります。
このお部屋は、実は【披露宴は人気でなかった】とのこと。なぜかというと・・・お部屋としては最高に豪華だったのですが、美人がたくさんいたため、お客様が花嫁を見ないということで不評だった様です。
③【草丘(そうきゅう)の間/テーマ:葛藤】
テーマは葛藤・・・
思うようにいかない、人生波乱万丈なことばかり・・・ゆとりを持って生きる、失敗した書が飾ってあります。
草丘の間は、景色が良いお部屋と言われています。昔は、富士山が良く見えたそうです。ここでは、細川力蔵氏の発案で畳を絨毯にして、椅子式の回転テーブルで中華料理を召し上がって頂いていたとのこと。回転テーブルは、実は、国内→世界→中国という順で広まったとお話されていました。
④【静水(せいすい)の間/テーマ:自己対話】
テーマは、自己対話・・・自分のことが観えない。自分なのに自分がわからない不思議。他人と接することで観えてくる自分。つまり出会いの数だけ、新しい自分を発見できるということ。【思っている以上に1人の人間がもつ「面」は多いのかもしれない】という自分のことを見つめなおす間です。
天井には、色々な方が描いたものを寄せ集められています。双雲さんの書いた【我】という書は、必見です。双雲さんのサインも驚いてしまいます。
⑤【星光(せいこう)の間/テーマ:自由】
テーマは、自由・・・りんごの種からはりんごが育つ。自分という種からは自分しか育たない。なのに人は他人になろうとする不思議な生き物。本当の自由とは自分を育てて行く家庭にあるのではないか。「自分」という蕾に水や光を。そして「愛」という花を咲かせよう。
天井の欄間は、板倉星光氏が一人で書いているとのこと。座ると天井は低く、絵は非常に明るいです。天井には、四季の籠花、欄間、お魚、お野菜と庶民的なものが描かれています。ここは、社長室として使用されており、社内で最も人気で「落ち着く」お部屋だったとのこと。外を開けると滝の水路(玉川の水)があった様です。
⑥【清方(きよかた)の間/テーマ:開花】
テーマは、開花・・・
夢がないということは、荒波の中を羅針盤もなしに漂うようなもの。夢を持っているのに、その方へ挑まないのは、ずっと停泊している船のようなものである。夢に向かって進んでいく人だけが希望の光を自ら放てるのだ。こちらでは、「夢」「桃」の書があります。
美人画の大家、鏑木清方氏が愛着を持って創った落ち着いた静かな茶室風の優雅なお部屋です。欄間美人画が描かれており、茶室として一番お金をかけたとのこと。また、京都北山杉の天然出絞丸太という貴重な床柱があり、一本3000円で、当時の価格ですと庭付き1戸立てで3軒分だそうです。昭和 29年には、文化勲章を受章されたそうです。
⑦【頂上の間】
今まで、双雲さんが生み出してきた題字等の代表作を表示。これまでの歩みの一歩を感じてもらいたいということから数々の素敵な作品が展示されています。
素敵なお部屋とお部屋に合わせた【書】を書く武田双雲さんの世界観を堪能することが出来ました。
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【目黒雅叙園のDVDも発売されている様です】
【続きは、チャイニーズレストラン旬遊紀のご紹介です】
【目黒】 目黒雅叙園 武田双雲×百段階段~これまでの人生 これからの人生~
1期:5月28日(金)~6月27日(日)
2期:6月29日(火)~ 7月19日(月)
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