初動に貢献できなかったけど、今日は早起きして娘ニャンチと近所の映画館に行ってきましたチョキ
ロボット『僕と妻の1778の物語』は、朝一番の上映は9時20分。

午前中は、笑って泣いて、心地よいけどすんごく疲れた。
私も泣いたけど、それ以上にワンワン泣いたのが、娘のニャンチ汗
嗚咽を聞かれたくないのか、ずっとハンカチで口元かくしてたけど、最後は号泣うるうる涙顔文字素材
そして一番の爆笑ポイントは集金人の話らしく、大笑いしてた。
そんなニャンチに、上映終了後に感想を聞いてみると、
「べつに…」
お前は、沢尻かむかっ
もう、そんな感想だったら映画につていかねぇパンチ!

そんな私は、第88話の『書けない』という小説のタイトルを見て、
『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
3ぺージ以上、ビックリマークで埋まってるんじゃないかと、ちょっと想像して笑ってしまった。
眉村先生はそんなことはしないと思いますが、かつてそんなエッセイを書いた人がいたので ( ´艸`)


『僕の生きる道』の星護監督だけあって、雰囲気も演出もあのドラマ感だった。
最初に出るタイトルから、黒をバックに縦にタイトルがでて一筋の光がさしこんでいる。

夢見がちな朔太郎の登場シーンから、心奪われました。
ロボットロボットにノスタルジーを感じて、映画の世界は昭和で時が止まっているようだった。

節子が逝去して30、40年後にその当時の懐かしく悲しい朔太郎の記憶をイメージして、星監督が映像化したのがわかる。 だから、癌患者の姿をリアリティにこだわることはないと思った。
少しずつ確実に体が弱っていくのに、節子はどんどん美しくなっていくような気がしました。
新婚旅行の北海道で、大きな木の前で青空に向かってめいいっぱい手を広げていた彼女は、そのまま空に消えていくような儚げな姿だった。

小説のパートの映像化は唐突に始まるということはなく、病状とサクの心情とリンクしているので、観ている間、ユーモアと暖かい空気が流れていた。
物語の最終回を彼女に届けるシーンは青い空が印象的で、悲しいだけではない温かい余韻に浸れた。
エンドロールが終わって明るくなっても、劇場にいた全員がすぐに座席を離れられなかったのは、余韻を楽しみたかったのかも知れません。

映画の中の演出が、すべていいと思ったわけではないです。
たとえば、病院で食堂や廊下でサクを見守っている人達のシーンには、ちょっと違和感があったけど、そこも僕シリーズなんでしょうね。
僕の生きる道で、がん告知の前の待合室で、少女がバレエを踊っていたシーンを思い出しました。

サクと節ちゃんに何度でも合いに行きたくなる映画です。
2月にもう一度、行きたいと思いますドキドキ