こんにちは。
昨日の続き、能登半島の旅3日目、最終日です。
丸2日がかりで、パネル、ポスター、動画をどうにかコンプリートした私。
昨日あまりたくさん食べられなかったので、絶対いっぱいご飯を食べるんだ!という謎の使命感に燃えていざ!街へ。
以前FaOI富山公演の時に食べ損ねたのどぐろを、今度こそ絶対食べるんだ!という決意に満ちて入店。
のどぐろ、能登牛、ズワイガニ、ひやおろし、柚子乙女のサイダー、気になっていた物と有名な名物を全制覇!とばかりに欲張りました(*ノω・*)テヘ
のどぐろは富山のお寿司屋さんで食べようと思ったら、売り切れていたんです(^_^;)
FaOI富山公演の時に、富山出身の力士が優秀したとかで、凱旋パレードがあって、相撲ファンの観光客が押し寄せていたそうです。
お寿司屋さんの方が「スケートとお相撲でのどぐろ売り切れ」と、お客さんが来るたび説明していました😂
念願ののどぐろ、普通のお寿司と棒鮨というので頂きましたが、めっちゃ美味しかった(๑´ڡ`๑)♡
ちょっと調子に乗って食べすぎましたが、今回は「食べて応援」ということで( ´థ౪థ)
ちなみに柚子乙女のサイダーはソフトドリンクです。東京駅近くのアンテナショップ「いしかわテラス」でも販売されているのを見たことがあります。
ゆづ乙女…。
やはりこの子が頭に浮かぶ…。
一夜明けて3日目、旅の最終日です。
実は私、パネル&ポスター巡り以外に絶対行きたい場所があと1箇所だけありました。
ここです。
能登半島復興支援チャリティー演技会の会場になったリンク。
静かな住宅街にあるこぢんまりしたリンクです。
こんな小さな、客席などもちろん無いリンクに、オリンピック連覇の世界的スーパースターや全日本、四大陸等のチャンピオンが集結して滑ったのかと、ちょっと以外に思ってしまいました。
被災地に寄り添いたいという思いが強く、チャリティー演技会を開催するなら能登半島でと結弦さんが希望されたのでしょう。
被災地で開催することに意味がある。
結弦さんをはじめとするトップスケーターがこの地に来ることに、意味がある。
そういうことだったのだと改めて感じました。
スポレク県民プラザは、石川県で唯一のアイスリンクだそうですが、通年営業ではなく現在は休業期間中です。
例年なら10月からリンクの営業が開始されるようですが、今年は豪雨災害の被害もあり、リンクの営業再開の目処はまだ立っていない模様。
浸水の後はきれいに片付き清掃されているようでしたが、来月の営業再開は難しいのでしょう。
県内に他にリンクが無いというのも厳しいですね。
リンクは営業しておらず、氷も張っていませんが、多目的ホール等は一応営業しているようで、建物に入ることは出来ました。
入ってすぐの受付近くに、サインが並んでいました。
石川、福井、富山。
復興支援演技会が、北陸の子供たちにとって一生の思い出になるような楽しい時間であったなら良いなと思いました。
これで今回のメインのミッションは完了です。
あとは、お土産を買うというミッションがw
とりあえず、金沢駅に向かいます。
なんというか、造形がスゴイ!
芸術的で美しい駅ですね。
駅構内には、大きなひゃくまんさんと仲良く並んで、結弦さんがいらっしゃいます🤗
金沢らしい金箔を使った猫の型抜きバウムが可愛すぎて、お買い上げ🐈⬛
柴犬とうさぎバージョンも(こちらは金箔無しです。)
ミッション途中に、道の駅で買った物も。
地酒の飲み比べセット〜🍶
「買って応援📣」も、ちょっと出来たかなあ。
そしてあと2つ、食いしん坊の私が気になっていた物が…。
金沢に行ったら絶対食べるー!と決めていた物。
金箔ソフトクリームー🍦😆
金箔ソフトクリームを食べられるお店はいくつかあるようですが、お店によって多少バリエーションがあるみたいです。
駅チカのお店で頂いたこちらは、金と銀の2色仕立て🟡⚪️でなかなか豪華!
美味しゅうございました😋
そしてそして、金沢出身のお友達が、帰ったら必ず食べるという石川県民のソウルフード?8番らーめん🍜
空港近く(といっても、車で20分😅)にお店があるということで、お昼ご飯はそこに決めました。
(ΦωΦ+)ホホゥ....
これがウワサのソウルフードか。
野菜らーめん、塩、醤油、味噌、豚骨からスープを選べるんですね。
私は醤油をチョイス。
気になっていた北陸グルメ、一通り食べられたので、大満足でしたw
後はお家に帰るだけ。
のと里山空港に向かいます。
復興を願うオブジェや、全国から届いた応援メッセージがありました。
機長、帰りのフライトもよろしくお願いします🛫
ANAで羽田空港到着。
無事帰宅して、2泊3日の能登半島の旅は終了しました。
今回の旅は、復興とは何かを非常に考え、災害の恐ろしさ、自然の脅威をまざまざと見せつけられた旅でした。
道路が一車線崩落している。
至る所でショベルカー等の重機やダンプカーを見かける。
行く先々で、道路が工事中。
山が崩れ、雪崩れ落ちた大きな樹が幾重にも折り重なって手付かずのままになっている。
道の駅で、ふと周りを見れば、駐車場の隣に仮設住宅がずらりと並んでいる。
道沿いに、一階部分がぺしゃんこに潰れてひしゃげた家がある。
屋根瓦がなくなり、傾いた家がある。
地震で家が壊れる、潰れる、崩れる。
テレビのニュースでしか見たことのなかった景色が、目の前にある。
映像の中の世界はどれほど恐ろしげで悲惨でも、どこかフィクションのようで、パニック映画やドラマの一場面のようでもあり、自分が身を置く現実世界とは隔たりがあるような、そんな感じでした。
実際に屋根や壁が落ちてブルーシートを張った家や、まさに重機で家が解体されている現場を目の当たりにして、これは確かな現実だと初めてリアルに胸に迫って来ました。
過去にも被災地に足を運び、津波で根こそぎ町を持って行かれてしまった跡を見たりしたことはありましたが、潰れた家屋や崩れ落ちた道路がそのまままだ手付かずであったり、修復不可能なまでにダメージを負って重機で崩される家屋等を間近で見たことは無かったと気づきました。
あまりの生々しさに、身体中の血液がすーっと引いて、体温が下がるような気がしました。
地震発生から1年8ヶ月を経て、今だこれほどに痛ましい光景が至る所に見られる。
災害復興にかかる時間、必要なマンパワー、お金。
全く足りていないのだと実感しました。
そして、通りすがりみたいな旅行者である私がこれほどの衝撃を受けているのだから、実際に被災された方々は、心にどれほどの傷を負ったのか?考えてしまいました。
住み慣れた町が崩れ、愛着ある自宅が潰れて取り壊されてゆく。
心が削られて行くような思いをされている方が、きっとたくさんいらっしゃる。
まして、大切な人を失くした方の心は、想像を絶する苦しさがあるのだろう。
自分に出来ることなど、ほとんど何も無い。
そんな気がしてしまいました。
それでも、だからこそ、どんな小さなことでもいいから、復興の役に立ちそうなことがあればやってみなくては。そんな風にも思います。
結弦さんのパネルを見に行くというのがきっかけになって、「旅して応援」「食べて応援」「買って応援」が出来るなら、それはたとえきっかけがちょっとミーハーな気持ちから始まったものでも良いと思います。
私が能登半島の町で落としてきたささやかなお金が、回り回って誰かの助けの一部になったなら良いなと思います。
そして被災地の現状を、誰かに伝えられたら、それも立派な応援になるのではないかと思っています。
私にとって今回の旅は、思いがけず、鎮魂と学びの旅になった気がします。
改めて、地震と豪雨災害で尊い命を奪われた方々のご冥福をお祈りし、一日も早い本当の復興がなされることを切に願います。