クソダンナから
感染しちゃった
60才の方には
90才の両親がいらっしゃったが、

本当に運良く
何日も接触がなくて
陰性だった。

安堵した。

が、
60才の方が
発熱するまでの、3日間のあいだに
職場の人と
マスク無しで車に乗ったらしく、

予想通り
同乗した職場の方も
陽性反応が出た。

その陽性反応が出た方と
ゴルフ行って
一杯🍺やった方も
陽性反応…。

まさに
連鎖連鎖。

こうなったら
もう、クソダンナが関与する域じゃあ
なくなったから

ある意味ホッとした。


コロナって
誰がどこでなっても
おかしくない病気。

その最大の特徴は
発症してても、
なんの症状もない、ってことだ。

私だってそうだった。

でも、入院中
39.1℃の発熱で
身悶えるほどだった。

なのに、
「軽症」
これで軽症なんだ。

24時間
指に取り付けられた
バイタル計測器の
鬱陶しいこと。


感染が感染を呼んだのも
ひと段落したから

やっと落ち着いて
自分の症状に向き合える。

へんな幸福感に包まれた(笑)

へんな幸福感に包まれたその夜

私のヤバいメンタル病が
突然襲ってきた。
コロナで入院してから、

って言うか
それまでから
ほとんど会話なんか無かったから

改めて
クソダンナの口から
感染経路
ってやつを
聞いた。


電話の向こうで
お口
もぐもぐさせながら
しゃべってるのがわかる。


いわゆる、
夜の街🍺
だった。

言い訳がましく、
会議の後の
懇親会だとホザく。

「マスク会食」なんか
するわけなかっただろうし。

人数聞いて更に呆れた。

16人。


「僕なりに気をつけてたんだけどな」


何を⁇

突っ込みが入る。

その、懇親会の16人
そして、
帰宅したその翌日の会合で
一緒だった8人
全員PCR検査になったらしい。

結果は
夜の街🍺で集まった
16人全員、陰性。

翌日の会合の8人の中の1人が
陽性反応が出た、と。

心配してたことが
現実になってしまった。

いわゆる、
うつしてしまった。
のだ。

クソダンナ。

コロナ感染者は
誰がいつ、どこでなっても
おかしくない。
って
保健所の職員さんは
言ってくれたけど、

夜の街での16人。
非常識極まりない。


会合で、
ダンナの隣に座ってて
陽性になった60才の方。

手作り布マスクで
鼻が隠れてなかったらしい。

これもまた
ダメだ、こりゃ〜。

自動的に
60才の方のご家族も
PCR検査が実施されることになった。


まるで、
底なし沼のような
コロナの負の連鎖…。















発熱
倦怠感
そして、
私が接触した2人の
PCRの検査結果が出るまでの

苦しくて長い長い夜が明けた。

10時ごろ
握りしめてた
電話が鳴った。

まるで合格発表聞くみたいな

手が震えた。

「もしもし、保健所の◯◯ですけど。」

「結果はどうでしたか⁈」
矢継ぎ早に聞いたら

「お2人とも大丈夫でしたよ」
と。

身体じゅうから力が抜けて
「良かったです」
と言ったまんま
泣けてきた。

電話の向こうの職員さんが、
「泣かないでくださいね!
だってあなた自身が
コロナの被害者なんですよ」


コロナの被害者…。

その言葉に救われた。

そうだよね…。
誰だって
感染したくて、
感染するんじゃないもんね。

2人の陰性の知らせと
私は被害者。
って言葉で身体が軽くなった。

2人は
私の発症日から数えて
2週間自宅待機になった。

すぐに電話をかけて
「ごめんね。ごめんね。」
と、繰り返した。

「謝っちゃダメ、って
保健所の職員さんから言われたでしょ!
感染者は被害者なんだよ!」

あっさり許してくれて
ありがたかった。


2週間不自由をかけることを詫びて
電話を切った。


あ、、、
しばらく忘れていた
クソダンナのこと思い出した。

私の発症日の3日前、
クソダンナは発症した。

変な咳してるな?
って思ったが
いつもの風邪だと気にも留めなかった。

クソダンナの濃厚接触者は
居るんだろうか?

同じ病棟に入院してる
クソダンナに
久しぶりに電話した。

「私の濃厚接触者の2人は陰性だったよ。
あなたの方は?」

おそろしい返事が
返ってきた。