無力の力/三つのわからなさ(追記あり) | ஐ La vie ‪ஐ‬ 〜❁*.゚ありがとう♡だいすき.゚*❁〜

ஐ La vie ‪ஐ‬ 〜❁*.゚ありがとう♡だいすき.゚*❁〜

ஐLa vie‪ஐ‬とはフランス語で命・人生 の意味です。

✧*。この世界で出逢ってくれて、ありがとう大好きだよ✧*

日々の“ありがとう”と“”大好き”を綴るブログです。

恐山あれこれ日記
恐山菩提寺の院代 さんのブログです。


南直哉(みなみじきさい)さんです。

gooブログ

無力の力 2020.04.30



三つのわからなさ  2020.05.10

いま見えてくるもの   2020.04.20



「現実」の解毒 2019.12.20

以下「無力の力」より1部抜粋

思うに、予期しない苦難に襲われたとき、それに対して、自分ではどうしようもないことは、要するにどうしようもないでしょう。そして、その時できることを、できるだけする以外にありません。

 大切なのは、「その時できることをする」のに焦らないことです。それをする前に、まず「どうしようもない」と覚悟を決め、その「どうしようもない」無力さに、深く深く沈潜すべきなのです。

 その沈潜の中で、自分のこれまでの在り様と人間関係、変わり始めた人々の態度と行動を、熟視したらいいと思います。その間に、社会はこれまでとは違う次元へと不可逆的に進んでいくでしょう。それもまた、もはや避けられないことです。

 いずれこの沈潜から浮上したとき、新たな次元に進みだした社会にあって、そこに自分のなすべきことが次第に見えてくるはずです。「何もできない」事実の透徹した自覚が、ついには「次になすべきこと」の意味を照らし出すだろうと、私は思います。

 沈潜どころか、明日の生活をどうするかという、切羽詰まった状況にある方も多くおられるでしょう。このとき、いくら焦ろうと、すぐに名案は浮かばないかもしれません。

 でも、いま何もできないことで恥じたり、自分を責める必要はない。「できない」状況の中に身を沈めながら、「それでも」と思えることが浮かんで来たら、ここは勇気を出して人の縁を頼りつつ(人を頼るには、往々にして勇気が要る)、何か行動を起こしていければ、それが自分の「できる」ことです。

 良寛和尚の「災難に逢うがよく候」は、一度無力さに沈潜すべきことを言っているのだと、私は思います。その沈潜から「なすべきこと」が見えてきたなら、その時は、自分ができるだけのことを、できるだけの準備の上で、我が身を賭してやればよい。それが自らを「殺」す修行なのではないでしょうか。

 











かすみ草ジプシーがとっても可愛い❁¨̮