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「猫がいなけりゃ 息もできない」 村山由佳
素敵な本に出会う度
どこまで語って良いのかを悩みます。
読む前から
あまりにこちらが熱く語ってしまうと
その人が本を開いたとき
その人の胸に灯がともるはずの発火点を
覆ってしまうからです。
感じたことだけを書いてみると。
ペット達の中でも
とくに魂年齢が高い?
という言い方は変に聞こえるけれど
種を超えた魂の交流の中で
とても特別に感じる子がいます。
(どの子もとてもかけがえのない〈唯一のその子〉なのは当たり前ですが )
そんな かけがえのない〈その子〉との最後の時間を過ごしたドキュメンタリーエッセイ。
手放しで愛し
手放しで泣いて
手放しで哀しんだ
贅沢な贅沢な書です。
辛いのですが
読んでいる方はそれが
悲しみも別れのつらさも心の痛みさえも
豊かな愛の1部なんだと
わかるのです。
そして、実はこの本は
今年出会えた
とっても素敵な大好きな方から頂きました![ブルーハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/512.png)
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その方とのやり取りの中で
この本のことを彼女は
「私はこの本を(魂の)希望の書として読んだよ」
っと言っていました。。。
ああ、まさしく 彼女にとって そうだろう
私にとっても そうだ ( ˘ᴗ˘⋆ )
村山由佳さんがもみじに出会えたように
私も ぎんじに出会えた ハチに出会えた
今生で 逢えた
それはなんと豊かなことか
今目の前にいる〈その子〉を
どれだけ愛せますか
「もみじ、もみじ、愛してる。
はやく着替えて、 また戻っておいで 」
本の帯にもなった、村山由佳さんの言葉につづいて
浮かんだ言葉は
“その不在さえも
愛おしい ”
その不在さえも愛せるようになったことは
私のさらなる“豊かさ”かもしれません
涙脆い人注意です
私は本を読んだ2日間
目が腫れるくらい泣きました(苦笑)
村山由佳さんの文章は感情の波を喚起するのです〜✧*。
素敵な本をありがとうございます✧*。
最後に榎本正樹さんの推薦文より
〜書くことは「痛み」を自覚する行為であると同時に、「悼み」を表明する唯一のよすがでもある。〜
榎本正樹さんTwitterより
〜「ねこいき」には、村山文学の核心が圧縮されていると僕は考えます。〜