「うちの庭に毎朝あの猫が来るんだけど…うちをねぐらにしてるの?」
そんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、野良猫にも“決まったエリア”があり、それはまるで猫の住所のようなもの。
今回は、そんな猫の“なわばり”と“行動パターン”の不思議についてご紹介します。

 

 

◆猫は「行きつけの場所」を持っている◆

 

野良猫は、広く歩き回っているように見えても、

実はある程度決まった範囲内で行動しています。
このエリアを「なわばり」と呼び、オスは広く、メスは狭い範囲で行動する傾向があります。

たとえば、朝はAさんの庭で日向ぼっこ、

お昼はBさんの倉庫でお昼寝、夜はCさんの駐車場でエサを待つ――

というように、猫なりの“ルート”を持って暮らしているのです。

 

 

 

◆「いつも同じ場所」に理由がある◆

猫が同じ時間に同じ場所へ来るのは、そこが安心できる場所だから。
逆に、エサ場が突然変わったり、トイレの場所がなくなったりすると、

猫は混乱して、別の家の敷地でフンをしたりすることもあります。

そのため、TNR活動(捕獲・手術・元の場所に戻す)では、

必ず「元いたなわばり」に戻すことが基本になっています。
慣れたエリアであれば、猫も落ち着いて行動し、

無用なトラブルを減らすことができるからです。

 

 

 

◆人と猫、うまくやっていくために◆

 

「来ないで!」と追い払うだけでは、猫のなわばりは変わりません。
むしろ、決まった場所にエサやトイレを設けることで、

行動パターンが安定し、被害を最小限に抑えることができます。

野良猫にも、それぞれの“住まい”があり、“暮らし方”があります。
私たち人間と同じように、「落ち着ける場所」「安心できるルート」を大事にしているのです。

 

 

ちょっとした理解が、猫との共生の第一歩。
見かける猫が「また来たな」と思えるようになったら、

その子はもう“ご近所さん”かもしれません。

 

 

 

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