両親に障害者手帳取得をカミングアウトしたタイミングで、同時にヘルプマークを付けていることも伝えました。
それまでは出したり出さなかったりでしたが、常時下げることにしました。職場でも。そうしたら一つ変化がありました。
前から指定難病を患っていた同僚がヘルプマークを提げていたのです。
皆さんご存知とは思いますがこのヘルプマーク、定義はありません。
障害者手帳取得も条件ではないし、役所で自己申告するだけでもらえます。
法的効力は全くありません。
でも伝えることは大事!知ってもらうことも大事!提げる事を躊躇してしまうような事はないようにしたいですね。
さて、ヘルプマークといえば、最近話題に上がるのは某歌手がグッズのデザインに云々の話かと思います。
ちなみに私はヘルプマークよりも、明確に法律に違反してしまっている赤十字デザインの方が問題だと思っています。
結果としてアルバムの販売自体が延期になったようで現場は大混乱だと思いますが、大御所さんだったおかげで皆さんの目に触れる事態になったので、この騒動が一つの契機になって欲しいなと思っています。
そんなことより感じている事。こんな大御所さんの大手レーベルからの商業販売。特典にしたって世に出るまでには沢山の人が関わっているはずです。
このデザインを「作ろうと思い」「数ある候補に並び」「その中から選ばれ」「販促企画会議に上がり」「賛成され」「発注され」「制作に取り掛かり」「外部に広報し」「それを宣伝されて」から今回のような事態になっているのだと想像します。
その中のどこか一箇所でも、誰か一人でもヘルプマークやジュネーブ条約、赤十字使用法の存在を知っていたり、疑問を投げかけたりはしなかったのでしょうか。
繰り返しますが、今回の事が契機になって少しでも「そういう人もいるんだよ」という啓発につながってくれれば幸いです。

にほんブログ村