保健所で陽性の検査結果と「告知を受けたあなたへ」的な冊子を受け取った時、私の第一声は「あ、手帳取れるんだ」でした。
元々いろいろな所で障害者手帳に関わることが多かった私。そこから頭を巡ったのは「如何にしてプラス収支にするか」でした。
医療費年間300万。一割負担が利いたって月2万5千円。病気でお金もかかって可哀想なんて絶対に思われたくないし思いたくない。
なんとしてもHIVポジティブライフをポジティブに生き抜いてやるんだ。そう決心しました。
そんな気持ちを後押ししてくれたのかなんと年度内に身体障害者手帳が取得できました。年度明けると忙しくなるのがわかっていたので、ここぞとばかりに1日有給をフル活用。
役所で手帳を受け取ったらその足で自動車税の控除申請へ。こちらも入念に下調べをして必要書類を揃えたので極めてスムーズに行きました。これで年3万の自動車税が免除に。
そしてこの神のタイミングで申請していたETCカードも到着。これで再早月曜日の通院の帰りに役所でETC半額申請ができる。夕方には電話会社で障害者割引プランの相談。このタイミングなら月締めに間に合うから4月分から適用される。
実家住まいだけど車は自分で買ったし、ETCも含めて全部自分しかお金を出していないので、自動車税もETCも割引や免除になっても怪しまれない。役所の障害福祉課から書類が届くのは高額医療補助「的なアレ」の手続きと言い張る。
そりゃあ下痢はするしすぐ疲れるけど、基本的には入院もない。手術もない。生活制限もない。仕事も続けられる(なんなら障害者雇用枠で正社員登用を目論んでるくらい)。
1番のネックである医療費負担をなんとかカバーして、大事なことだから2回言うけど、なんとしてもHIVポジティブライフをポジティブに生き抜いてやる。