千葉県野田市でで発生した福田村事件。昨年、この事件発生から100年が経ちました。この事件の発生は誤解と差別が起因でした。
ざっくり説明すると、香川県から来た薬売りの一行が襲撃され野田市福田村と田中村(現・柏市)の自警団に惨殺された事件です。薬売りの一行は子どもや妊婦さんを含む15人。このうち9人が惨殺されました。
惨殺した自警団は関東大震災直後、火事場泥棒や朝鮮人の取り締まりをしていました。
きっかけは利根川の船の船頭が薬売りの一行を呼び止めたことでした。この船頭は彼らを尋問しますが香川県から来た彼らは訛っていました。讃岐弁だったのです。そのため聞き取れず駆け付けた自警団は、『朝鮮人ではないか?』と疑いました。しかし言うまでもなく一行は日本人です。が、言葉が通じないまま、やり取りは、ヒートアップ。ついに悲劇が起こります。
自警団は薬売りとその子供や妻らを荒縄や針金で縛り上げ、鳶口や棍棒で殴り撲殺。遺体を利根川に遺棄したのです。

悲劇が起きた原因は2つ。
①方言を知らず聞き取れずに朝鮮人ではないかと誤解したこと。
②当時、無罪の朝鮮人までもが迫害されていたという差別。

②の差別に至っては現在もありますね。差別は悲劇しか生まない。差別により自国民の命を奪ってしまった、この福田村事件。忘れてはいけません。千葉県民じゃないから関係ない。香川県民じゃないから関係ない。では、いけません。
私は東京都民ですが平成初期~平成後期まで千葉県野田市に住んでいました。しかし、この事件のことは知りませんでした。ですが知った以上、この事件を語り継ぎ差別や偏見のない世の中を作っていきます。
みなさんも、ぜひ↓に添付した詳細記事を読み、差別や偏見のない世の中を作っていくための志と行動を心がけてください。