冷たい雨の朝だったこばにゃん地方、
今日は父の内シャント手術です。
内シャント手術とは…
腎臓透析をするために血管から1分間に200ml程血液を採り出す必要があるため、腕の動脈を静脈に繋ぎ合わせ血流をよくする血管を作る手術のことです。
お腹にするのかと思ったら、腕だった。
朝6時半自宅出発、8時半過ぎ病院到着、
父は車椅子を看護師さんに押され、ゴキゲンで手術室へと向かいました。
私と兄と義母は、談話室で待つことにしました。
義「悪いわねえ、遠いのに来てもらっちゃって。大変だったでしょ?」
こ「親が手術なんだもの。来るのが当たり前でしょ」
義「朝ごはん食べてないんでしょ?サンドイッチ買って来なさい」
こ「朝はバナナ食べたわよ」
このような会話をしたおよそ5分後、再び…
義「悪いわねえ、遠いのに来てもらっちゃって。大変だったでしょ?」
こ「親が手術なんだもの。来るのが当たり前でしょ」
義「朝ごはん食べてないんでしょ?サンドイッチ買って来なさい」
こ「朝はバナナ食べたわよ」
…全く同じ会話を繰り返す。そして、5分後、さらに再び…
義「悪いわねえ、遠いのに来て…」
4回くらい全く同じ会話を繰り返す
…デジャヴ…かっ
全く、こういう義母の物言いもシャクに触る。
私は義母のために来たんじゃない。
かと言って、父のために来たんでもない。
私は、誰かのためにイヤイヤ来た訳じゃない。
私は、自分が来たいから、自分の意思で来たのに。
クドクド言う義母にイライラして、変化球を投げてみた。
義「悪いわねえ、遠いのに来てもらっちゃって。大変だったでしょ?」
こ「ほんっと、遠かったわ。大変だったわ」
義「悪いわねえ…」
さらに恐縮する義母、かわいそうなことしちゃったと少し反省する。
認知症の人に意地悪言うなんて酷いですよね。
まあまあ、そんな噛み合わない会話にウンザリしてましたが、
予定の一時間半を過ぎても手術は終わる様子はありません。
結局二時間半、
簡単な局所麻酔の手術だし、こんなに押すのも変だなと思いましたが、
父の手術は無事に終わりました。
ひょっとして研修医がやったのかな?と多少の疑念は残りますが、
とにかく無事済んでホッとしました。
経過も良く、明日には退院出来そうです。
2週間~1ヶ月、経過を見て初回2週間入院して透析が始まります。
一度透析生活になればもう止めることは出来ません。
父の余命があとどのくらいなのか分かりませんが、もう残りの人生はずっと一日おき、5時間余りの透析をしなければなりません。
ただ、透析することで今苦しめられている浮腫みなどの腎不全の症状が緩和されればQOLは格段に上がるかも知れません。
そうなることを期待してます。
父の病院の窓から見える桜です。
桜の海みたい。
入院している人の、看護している家族やスタッフの人の、きっと癒しになってますね。
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