この世に
神様なんていないんじゃないんだろうか…
長い間 生きてきて
最初にそう思ったのは
今から25年ほど前に
父親を肝臓癌で亡くした時でした
何かあるたびに
神様…どうか…どうか…お願い…
…と どれだけ必死にお願いしても…
よほど普段の行いが悪いのか
今まで 一度も叶った事がありません
そして…
今回も…
日曜日 晩御飯の用意をしていると
珍しく いぐさが鳴いて呼んだので
みにいくと…
意識朦朧とした いぐさが
必死に起き上がろうとしていました
慌てて 抱っこして
「いっクン」
と呼びかけると…
多分
目はもう見えてないけど
耳は聞こえたのかな…
抱っこされ…
しばらくして
みんなと 一緒にいたい…って泣いてるようで…
それから
静かに 静かに
虹の橋を渡っていきました
いぐさをベッドに寝かせ
みんなと一緒に寝ました
いぐさは
自分でも 知らないうちに
脚が上手く動かなくなって…
知らないうちに
身体の自由がきかなくなって…
なにがなんだかわからないうちに
みんなとお別れしなきゃいけなくなって…
いぐさの
みんなと一緒にいたいという気持ちや
まだまだ生きたいという思いが
ひしひしと伝わってきてたのに…
結局
なにもしてあげられませんでした
うちに来たのが
生後約3ヶ月くらいの頃…
何回か譲渡会に行ったけど
お母さんの力不足で
おうちをみつけてあげられなくて…
よそのおうちに行ってたら
FIPにならなくて済んだかもしれないのに…
いぐさを送る前に
そんな事を話しかけながら
毛布を整えていたら…
いぐさの鼻に
鼻ちょうちんができたんです…
あれ?いっクン お鼻でちゃったね…
…とフツーに話しかけてから
ハッとしました
鼻ちょうちんなんて
できるわけないやん、、、
…でも
できたんです
いっクン 泣いたんだね…
涙を拭いて お鼻を拭いて、、、
娘に話しても
「いやいやいや、、、お母さんの気持ちはわかるけど…」
…とニガ笑い…
ま…そうなるよね…
きっと
いぐさがお母さんに送ってくれたサインだね…
サインが鼻ちょうちんっていうのも
あれだけど、、、
最近はブログも
ずっといぐさの事ばかりで
新しい子の紹介や他の子の様子とか
皆さんへのお礼とか
お話ししたいことがたくさんあるのに
なかなかできませんでした
ごめんなさい
人でも動物でも…
いつもいつも 見送る側は
本当に辛いです
しばらくはいつも使っていた
ベビーベッドの上にいてもらいます
みなさん
長い間
いぐさを応援していただき
いぐさの頑張りを見守っていただき
本当にありがとうございました
心より感謝しお礼申し上げます