保護猫達の里親様募集にあたって…
譲渡会やネットの里親募集サイトに掲載して新しい家族を探すのですが…
保健所から引き出してきた子をすぐにサイトに載せたり譲渡会に参加させたりするわけではなく
一応 健康診断をして、ワクチン接種できる体重、状態であればワクチン接種をしてからの譲渡会参加となっています。
サイトでの募集だと健診をして問題なければ募集掲載をします。
もちろん 人に慣れているという前提で…ですが…
ところが みんながみんな 状態の良い子ばかりではなく
皮膚炎があったり、お腹のムシだったり、風邪だったり…
禅のように先天性のてんかんがあったり…
ひじきのように人があまり好きじゃない子だったり…
時にネットに掲載してる間に風邪をひいてしまったりして募集を一時停止する子もいます
譲渡会に参加させたりネットに掲載する子を家族で話し合って決めるのですが
娘「鉄壁は連れて行かないでね。私が面倒 みるから」
「七味はゆららと離すのは可哀想だから…」
息子「律はまだ風邪が治ってないし僕の部屋で飼えばいいし…」
「紬は目がまだ治ってないからうちにいればいいや」
「せっかく慣れてきたのに、マジでこっちのメンタル 大ダメージやわ」
ひよりはダメ…めんまは…
なんて あれこれ理由をつけて…
毎回毎回話し合いが長引き…
預かりボランティアとしては
次に入ってくる子達を万全な状態で受け入れるためにも
言い方はよくないですが
出せる子はどんどん出していかないと…
全員 うちで面倒をみたい気持ちはわかるけれど…
このままだと 他にいる可哀想な子達が助けられないよ
だから 新しい家でシアワセになってもらわないと…
そもそも預かりボランティアって、その名の通り 一時的に預かって、その間に病気や怪我があれば治療し社会性を身につけさせ、新しい家族にお渡しする…のであって
終生飼育が目的ではない…
…ということを
心を鬼にしてふたりに説明し…
自分にも言い聞かせ…
ほんとにダメダメな預かりボランティア一家です(笑)
譲渡会やネットでは お問い合わせがあると嬉しい反面キャンセルがでるとホッとしたり…
毎回 モヤモヤと戦いながら譲渡会に参加してます
それでもやっぱり 新しいおうちが決まると嬉しいもので…
特に新しいうちでくつろいでる写真なんかが送られてくると…
「ボランティアやっててよかったなぁ」
…としみじみ思います
送り出す前に
「イヤだったら悪い事いっぱいして 帰ってきていいんだよ」
って言って送りだすけれど…
こんなにくつろいでるってことはイヤじゃないんだもんね
何回やっても 笑顔と涙のお届けになります
そんなこと言いながらも
また 困ってる子がいたら連れてくるんだろうな…