今日、2月4日は立春です。
今日から春というわけですが、旧暦の暦の上では今日はまだ12月17日で、新年になっていません。
そこでこういう場合、旧暦で生活していた平安時代の在原元方は次のように歌いました。
ふるとしに春たちける日よめる
年の内に春はきにけりひととせをこぞとやいはんことしとやいはん
(旧年のうちに立春になった日に詠んだ歌。 まだ新年にならないこの年のうちに、春が来てしまった。この一年を去年(こぞ)と言ったらいいのだろうか、今年と言ったらいいのだろうか。)
在原元方(ありわらのもとかた)は、在原業平の孫だそうです。元方のこの歌は、古今集の巻頭に出ている歌です。
(古今集の歌は、岩波文庫『古今和歌集』佐伯梅友校注、1981年によりました。)