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今日は久しぶりに
アタシを育ててくれた祖父母のお墓参りに連れてってもらいました。



今は運転するコトすら難しくなっちゃったアタシの足。
(短時間なら平気だけど)


祖父母達には、もう少し歩けるようになったアタシを見て欲しかったケド

それはいつになるかわからないし

歩けるようになるという保証もないアタシの足。



情けない。

惨め。


祖父母の墓石前に立って、沢山の報告。

『あのね、ユメくんがもうすぐ6歳になるんだよ。』

『アタシね、障害者になっちゃった。
でもね、治る可能性があるんだって。だから心配しないでね。』


そして
生前の祖父母に言えなかった
『ごめんなさい』を伝える。


祖父母の前では、あの頃のアタシになる。


小さな頃のアタシ。


虐待されてたコトを隠して
嘘をついてた小さな頃のアタシ。

必死だった。


『あのね、跳び箱失敗してぶつけたの。』

『公園で転んで、砂利に突っ込んで切れたの。』


嘘はいけないコトってわかってても
誰かを安心させる嘘ならついてもいいんだって自分に言い聞かせてた。





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子供の嘘なんて
ホントは見抜いてたのかもしれないね。


ごめんなさい。





お墓参りの後、
一緒に同行してくれたしらすが、アタシの過ごした場所巡りに付き合ってくれた。


小学生の頃のアタシが住んでた家は
知らない人達が住んでいた。


殴られて、裸で放り出された場所はもうない。

アタシ以外の家族の笑い声が響いてたリビングも

夜毎、息を潜めて
母親の再婚相手の性的虐待を恐れていた部屋も今はもうないケド

アタシはそこから小さなアタシを連れ出して

『もう大丈夫だよ』

って抱きしめる。



小さなアタシから伝わる感情は

恐怖、悲しみ、絶望、不安、


そして

【消えたい】という感情。


だめ。

それは絶対だめ。


だって、あなたは大人になって





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このコのママになるんだから。


だから、

もう少し。

もう少しだけガマンして!!






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ホントは小さなアタシに言い聞かせてるんじゃなく、
今のアタシに言い聞かせてる言葉。



小さなアタシは
虐待から逃れた今のアタシを羨むのかな。


それとも歩けないアタシを知って、ガッカリするのかな。



今でも虐待の苦しみから逃れられないアタシを知ったら

何を思うんだろう。



小さなアタシがガッカリしない
今のアタシでいたいな。