旅の７日目は シャンパンの生産で知られるシャンパーニュ地方の中心地
世界遺産の街 ランス へ
496年、フランク王国の初代国王クロヴィスがランスの司教から洗礼を受けて以来
歴代フランス国王の戴冠式はランスで行われてきました その戴冠式の行われるのが
ランス・ノートルダム大聖堂
かつてフランス王はここで戴冠式を行わなければ正式な王とはみなされなかった
というくらい ランスのノートルダム大聖堂は特別な存在だったのです
401年創建 現存する建物は火災の後1211年から1世紀をかけて再建されたもの
この建物も第一次世界大戦で壊滅的な被害を受け 20年かけて修復されました
塔の上部が黒いのは その時の火災の影響かな？
内部に入ると 直径12.5ｍという大きなバラ窓が…
そして この教会のステンドグラスで注目は これ！
シャガールのステンドグラス
シャガールブルーが光を受けて輝いていました！
このランスの街 確かにシャンパンのワイナリーや ランス大聖堂を初め世界遺産も多い
素敵な街なのですが 日本からのツアーでこの街に来るツアーは多くありません
私がこのツアーを選んだ一番の理由は『ランスに来れるから』でした
この街に 来てみたかった美術館があったのです
ランス美術館
美術館で『ランス』と言うと 2012年に開館した『ルーブル・ランス(Louvre-Lens)』を思われる方も多いと思いますが こちらはRで始まる『ランス(Reims)美術館』です^^;
ここに 私が絵画を好きになるきっかけをくれた絵があるのです♪
カミュ―ユ・コロー 『小川』
中学の時に校内販売で売っていた 絵画のポスター
当時、絵画に興味なんか無かったのに 一目見て なぜかぐぐっと惹かれました
買ってきて 部屋の本棚の側面にセロハンテープで直止め^^;
そのまま 何年も 私の部屋で頑張ってくれましたが
ポスターも日に焼け テープが朽ち その辺りから絵が少しずつ破れ…(;^_^A
10年近く補修しながら飾っていましたが 流石に処分してしまいました
子育てが一段落した頃 複製品がないかと探してみたのですが
コローの絵を検索しても この絵自体が出てこない…
唯一ヒットしたのが 図書館のレファレンスサービスのこのデーター
『カミーユ・コロー（画家）の「小川」という絵を探している。３０年前、小学校にその複製画を売りに来たのを見て、画家名とタイトルと絵の雰囲気を覚えている。』
なんと… 同じような人がいるもんだと嬉しくなりました( *´艸｀)
このレファレンスの回答を拝見して この絵が載っていた唯一の画集を購入しました↑
昔はポスターまで作って販売してたのに 検索してもまったくヒットしないってなんで？
複製やポスターも もう無いのかな…(ﾉ_･｡)
本に『ランス美術館 所蔵』とあるのを見て、大好きなコローの所蔵も多いと聞いて
「無理だろうけれど、行けたらいいな…」っと ずっとずっと思っていたのです
私にとっては このフランス旅行のメインとも言える ランス美術館
旅行前から「ランス、ランス♪」 当日は舞い上がっておりました…
自由時間があまり無かったので ツアー観光も、昼食もブッチして
目指すは 憧れの ランス美術館 (*￣0￣)/
コローを求めて速足で 他の画家さんはサラ～っと拝見
ひとコーナーにコローが集めてありました！
o(-_-;*) ｳｩﾑ… 無いなぁ…
何度か行き来しましたが やっぱり無い
そうだよね 美術館は所蔵品をみんな展示してるわけじゃ無いもんね(ﾉ_-;)
当たり前の事なんだけど なんかここに来れば見れるって思い込んでたなぁ
まぁ 一番雰囲気が近いこの作品で 我慢しといたろか～ヾ(--;)ｵｲｵｲ
そうして ランスと言えば 忘れてはならないのが 藤田 嗣治
パリで成功した日本人画家で ランスには彼の設計デザインの『フジタ礼拝堂』があり
そして多くの彼の作品が このランス美術館に納められています
ランス大聖堂にステンドグラスのあった シャガールの絵もありました
しかし… ランス美術館 期待が大きすぎた～～～
目指した絵が展示されてないのはしょうがなかったのだけれど…
色々残念だったなぁ…(┯_┯) ｳﾙﾙﾙﾙﾙ
思ったよりも小さい美術館で 展示作品が少なかった事
(時間が無いと慌てて見て回ったらあっという間で「え？これで終わり？」って…)
コローの作品が多いと聞いたんだけど それほど多くなかった事
そして もしかしたらショップに『小川』のポスターやカードがあるかと
期待していたのだけれど ショップと呼べるほどのものも無かった事
期待しすぎた私が悪いんだけどさ…
その後ツアーと合流して 世界遺産になっている サン・レミ聖堂 へ
ここの内部が 又 ほんと素晴らしかった！
ステンドグラスから降り注ぐ優しい光が 霊廟を照らします
ランスと言うと大聖堂が有名ですが 私はこちらの方が好きだったな♪