この旅で楽しみにしていたのが 丹生都比売神社

全国に約180社ある丹生都比売神を祀る神社の総本社です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社務所に七五三の貸衣装が飾られていました 十二単もあるのね

いーちゃんに着せてみたい!(笑)

 

 

 

 

 

紅葉も今が盛り♪

 

 

 

 

 

「紀伊山地の霊場と参詣道の構成資産として世界遺産に登録されているそうで

思っていたよりも とても立派な神社でした 

 

 

 

 

この『丹生都比売神』

先日、梨木香歩さんの小説を読んでとても気になっていました

 

水の神、そして水銀(『丹』すなわち朱砂)の神だそうなのですが 全国にある『丹生都比売神社』は 辰砂・丹砂(水銀)採掘に携わっていた丹生氏が採掘で移動した先々で祭ったと書かれていた

 

天照大神の妹神と言われる『丹生都比売神』 日本の総氏神の妹神というビックネームと水銀採掘の神様というのがなんだかアンバランスな気がして・・・

 

調べてみると 水銀と言うのは古代にはかなり特殊なものだったみたいです

 

 

 

まず、顔料として神社の鳥居や朱門に用いられた(これは解る^^)

 

そして、これは驚いたのですが 当時仏像などに金メッキを施す際 金と水銀を混ぜて仏像の表面に塗布しその後水銀を蒸発させるという手法だったそうです 奈良の大仏の建立時にはその大きさ故大量の水銀が使用され その際発生した水銀ガスで多数の死者が出たと言われています

 

そして、もっと驚いたのが 古代中国では不老不死の薬とされていたそう

(秦の始皇帝の死因は不老不死の薬として飲んでいた水銀の中毒だと言われている)

そして 当時国交があった日本でも 不老不死の薬だと考えられていたようです

 

『金』に『不老不死』・・・ ビッグネームが似合う感じがしてきましたね~(笑)

 

 

古代日本では水銀の価値は金や銀より高価であったとされ 

水銀を制するものが政権を制するとさえ言われるほどの貴重品だったそうです

 

 

 

 

疑問が解けてすっきりした~~~✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。