
昨日、公開初日に観に行きました。
本当に良い映画でした。
涙は出なかったけれど、心がいっぱいになってしまった。

少年時代から空に憧れて、夢を実現させて航空設計士になった二郎。
二郎の夢と、二郎の生きている現実に、何度も何度も美しい飛行機が出てきます。
それは夢の形をした現実には無い飛行機だったり、軍に依頼された戦闘機だったり様々です。
けれど、
抜けるような真っ青な夏の空の中をツウッとどこまでも昇っていく飛行機、
夕空の中をゆったり旋回する飛行機。。。
夏草に並走し疾走する飛行機。
全て美しかったです。
飛行機に全く興味無い私でも、『わぁ、美しい・・・』と惚れ惚れしました。
一生を空に憧れ続けた人なんでしょうね。
周囲のキャラも皆生き生きしていました。
二郎の憧れの設計士、カプローニ。
冒頭からラストまで二郎の夢の中に何度も現れ、優しくユーモアたっぷりに叱咤激励し二郎の人生を導きます。
二郎の妻になる菜穂子、1日1日を必死に生きます。カリオストロのクラリスに少し似ているような・・・。
学生時代からの親友本庄。
病をおして夫婦になった二郎と菜穂子を見守る黒川夫妻。
夢を叶えて女医になった妹加代。いきいきとした新しい時代の日本の女性です。
皆素晴らしかったです。
・・・個人的には本庄がツボで。無愛想でクールだけど、実は優しい?みたいな

テニス君からも、
『あ~舞ちゃん、こいつ好きそうって思いながら見よったよ。』と言われた次第


二郎の声は、子役から大人役に変わるとき一瞬違和感がありますがすぐ慣れます。
敢えて戦争シーンや詳細な時勢は描かれず、二郎の飛行機への憧れ・熱意と菜穂子との愛に焦点が当てられています。
うまく説明できないけれど、私はそれで良かったと思います。
ユーミンのひこうき雲も懐かしくて良かったです。最近車の中で良く聴いてました。
最初に聴いたのは中学生の時かなぁ、カセットテープの時代でした。
悲しいけれど力強い歌で、大画面でユーミン聴けてそれも嬉しかったです。
もう一回観たいので、レディースデイに一人で行こうっと




テニス君からはトトロオルゴールとポニョの水鉄砲もらいました。ポニョは甥っ子用みたい。