伝説の写真家「ソール・ライター」を初めて知りました。
大好きなNYの風景が堪能できるならばと、軽い気持ちで行ってみることに...
キレイな被写体というよりは、日常にありふれた風景がほとんどの写真ばかりで......写真がアートになった瞬間を見たような気がしました。
一瞬一瞬を切り取った写真。
結露の向こうに映る人だったり、足跡だったり、靴や傘、ただの通りに雪景色、家族や友達、自分のポートレイトなど...。
私だったら、気にも留めないであろう日常の光景が、すごく活き活きと写されていました。
この人の目にはこんな風に見えるのか...。
伝説の写真家の見る視点が、自分とあまりにも違いすぎて、ため息の連続(笑)
「私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。神秘的なことは、馴染み深い場所で起こる。なにも、世界の裏側まで行く必要はないのだ。」
なるほど。
壁に書かれてあった彼の言葉に、ドキリとさせられてしまう(笑)
父親の敷いたレールに乗らなかった彼。
想像できないほど大変なこともあったでしょうが、彼は単に「やりたいことをやっただけ」だそう。
実にシンプルです。
たくさんの写真を見ている間も、見おわってからも...色々と考えさせられる貴重な時間となりました。
あぁ、またNYに行きたい
しかしながら、写真を撮るのって難しいですよねー(笑)
私の場合、キレイに撮ろうと必死なのであります