TT-02のアンプをXV-02に使った為、予備でおいておいた激安アンプをTT-02に搭載、草バギーで動かそうとしたところ、動きがおかしくなっていました。

 ベンチテストでは問題なかったし、逆接や過負荷もかけた記憶もないのですが、手で少し動かさないと回らない!!、1極死んでいる感じになっていました。

 唯一の問題としては過去に報告していますが、最初に元々付いていたモーターリードの配色が違っていたためモーターへの接続順が間違った状態で電源を入れたことぐらいです。

配線修正後は特に問題なく使えていたのでですが、FETにダメージが加わっていたのかもしれません。

 分解調査したところFETがパンクしていました。

ところで、基板裏面のFETには放熱対策がされていません。表側はヒートシンクに熱伝導テープで張り付けてある状態ですが、裏面は素子が丸見えです。逆接で過去にS社やY社のアンプを分解したことがありますが、裏面の素子にもちゃんと放熱対策はされていました、さすが激安アンプですね。

 放熱が不十分だとFETの内部素子温度が限界以下になるようスペックをかなり下げて使わないとパンクしてしまいます。

 アンプトラブルのほとんどはFETの損傷で、メーカーへ修理依頼しても新品が買えるぐらいの費用がするので、基本買い替えです。

 

 今回はメーカー不明の激安アンプなので修理することにしました。一応昔は電子機器関係の工場で技術もやっていたことがあるので、多少の知識はあります。

最近のアンプのFETは多数ピンのフラットパッケージなので取り外すのに専用のリムーバーが必要ですが手元にはなく、基板を再利用したいのでFETを破壊してはんだごてで取り外しました。無理に取り外そうとすると基板のパターンが剥がれます。

1極分裏表6個のFETを取り外し、手持ちのFETを付けられるようリードを引き出します。

外部にディスクリートタイプのFET スペック195Aを取り付け放熱対策をしました。

基板裏側の残ったFETにも一応熱伝導テープでアルミ板を付けておきました。

 

一応動作は問題なさそうです。

TT-02ラリーに搭載してテストしてみます。