懐かしい歌を聴いたり
いつもと違う場所に行ったり
何をしても どこかに 君を探している

好きと言った曲を調べたり
同じ名前の他人が気になったり
いつもより 少しだけ 優しくなれる

気の効いた返事なんて どうせできない
格好よく振る舞うなんて恥ずかしくて

それなのに君が近くにいて欲しいと願ってる
僕の独りよがりが膨らんでくばかりで

いつになったら僕らは寄り添えるのか
何を言ったら心を動かせるのか
ああ、好きと伝えるなんて まるでさ
ビルの上からバンジージャンプするみたい
シミュレーションを繰り返す弱気な胸が
もうそろそろ押し潰されそうだ
でも、君を好きな自分は 嫌じゃない
不安と幸せを絡めながら今日も過ぎていく


休みの日は何して過ごすとか
好きな食べ物は何だとか
聞きたいこと 素直に 送れずにいる

抱えている辛さをすべては背負えないけど
こんな僕でも少しは理解はできるはずだから

君にとって何が優しさになるのかっていう
形にすら出来ないループを今、断ち切って

一歩を踏み出せないままの僕ら
日常に追われて流される僕ら
ただ、傷つくのが怖い心 守って
高く築いた壁の中にいたみたい
いつも上手くいかない過去の記憶が過る
悲しみの涙は落ちないけど
ああ、どうしたらいい?超難問
答えは誰が知ってるのか知ってる


Over and over…
同じ場所で
eye to eye…
気づかないまま


早く進みたい 気持ちを逆送する
不安の波が心を停止させて
君にたどり着けないなら
ビルの上からバンジージャンプしたい
どんな顔するだろう
何を思うんだろう?
後ろ姿のあなたの写真
どこか恥ずかしそうな背中が
たまらなく愛しくて 暖かい風が吹く

大きな手を広げて
申し訳なさそうに振る二人の秘密
嬉しくて切なくて 笑顔だけ心に咲く

どうして どうして もっと近くにと願うたびに
見えなくて 苦しくて 張り裂けていく胸
傷つくのが怖くて感じないふりをしたけれど
本当は分かっているの 答えはひとつと

あなたが好きですと 素直に届けられたら
寄り添える距離に温もりを感じられたら
抱きしめた溢れそうな心に
光が導くあなたとの未来信じてる


その声を聴くだけで弾んでく
何気ない瞬間の色が鮮やかになる
きれいで 優しい 穏やかな鼓動が揺れる

会いたくて 会えなくて 少し寂しい景色
いつまでも いつまでも 届かない指先の温度
踏み出せずに夜の空にあなたを映す時
見透かしたように不意に心を浚っていくの

あなたの辛い胸を 撫でることが出来たなら
一秒でも笑顔のカケラを掬えたなら
心ごと委ねて そのままでいて
涙が押し寄せてもこのすべてで愛している


強い風に負けそうになっても
鋭い衝撃に膝をついても
盾になってあなたを守るよ
どんな激しい埃も払うよ


冬の匂いの坂道を歩いていく
ずっと ずっと 夢に見ていた私と
リアルな感覚を覚えた私が
手を繋ぐ煌めく風邪を纏って…
君がなくなる時
僕は何を見てるんだろう

手を伸ばす空は 真っ白
手を離す世界は 真っ白

かなしい うつくしい しあわせ

君の中の僕の中の君の中の僕
混ざり合って 混ざり合って
どこにもない それは素敵
君の中の僕の中の君の中の僕
忘れないで 忘れないよ
時がきてそっと瞼をあわせる


君と僕のどちらが
先に辿り着くんだろう

途切れた糸の色は 赤い色
打たれた頬の色は 赤い色

うしなう ものがたり おもい

僕の心の傷の痕に君のキスの痕
流れ落ちて 流れ落ちて
弾けた そこは冷たい
僕の心の傷の痕に君のキスの痕
抱き締めたよ 抱き締めてよ
どこかに舞い散る前に

最後のあの向こうに行くのって
どんな感じなの?
言葉に乗らなかった想いは
どこにあるの?

誰にも聞けない
君にも聞けない
僕には到底わからない

その時が来たら君は何て言うの?
その時が来たら僕は何を思うの?