苦手なワードやミュートしてるワードは人によって違うと思うんですが、モンペやサイコパスは本当に意味分かって使ってんの?て思うくらい氾濫してる。と言いつつ自分も使ってしまうことがある。例えばモンペは特定の人物に対して病的なほどに過保護だったり猫かわいがりするキャラ、もしくは自分の脳内で勝手にそう設定したキャラに分かりやすく使われている言葉。

 

えー、これらの特殊な言葉の意味をよく知ろうとかはこの際置いておくとして、上に書いた「(公式ではないけど)自分の脳内で勝手にそう人物設定した」てのが腐の世界の複雑なところでして!

もともとポジティブな言葉では無いので、当然ながらそこにモニョる人は一定数いる。でもそういう解釈違い気にしてたら二次的妄想なんか出来ないんですよね。そして二次やってる人は全員アウトになっちゃう。お互い様なので。

 

例えば本日、「A(推し)がBのヤンデレストーカーみたいに扱われてるのしんどい。ああいうの地雷すぎる。Bを上げたいのは分かるけどその為にAを下げられたような気分」といった内容の呟きを見ました。ああ、この手の案件、引っかかる人は少なくないよねと思う。

 

でもその人は普段そのジャンルの二次創作でCを勝手にAのモンペ扱いにしていたりするんです。もちろん公式設定ではありません。要は腐女子によくある、うちの子かわいさのためには他のキャラをうちの子にとって都合のいい存在にしてしまう病ですね。

 

こういった場合、Cのファンで「推しが勝手にAのモンペ扱いされてるのしんどすぎる…泣」となる人もいるはずです。でもAが最推しの人ってそのへん何一つ配慮しないでしょう。で、きっと「別に悪気は無い」と言う。つまり誰でも、自覚が無いだけで大なり小なり自分の推し可愛さが最優先なのはお互い様であり、そこに善悪や違いは存在しないのだろうなと。

 

二次創作でキャラの解釈違いにモニョッたところで「お前がそれ言うの?www」になっちゃうんです、結局は。腐の世界って、自分がやられた(と思っている)ことは大抵ふだん自分が誰かにやってること。なぜならキャラの性癖を変えた時点で原作や公式設定とは大きな隔たりがあり、腐女子全員が解釈違いだからだ。傷つけたことが無いわけがない。平和なわけが無い。

 

自分の解釈が地雷な人も絶対いるのだから、どこかで誰かにお目こぼししてもらっているんだという自覚は持っていたい。想像の自由というか萌えの自由という不可侵領域を善意で守ってくれている優しい人達が多いからこそ、妄想というニッチな世界で好き勝手できる。

本当に、ありがたいことです。

 

・・・と、思った日でした。