この先、必要な事は僕の眼が教えてくれるから」
あの言葉を思えば、これは本当に眼が教えてくれたということになる。
納得すると同時に、左目を抉ってそのまま俺に移植するというとんでもない荒業まで思い出されて、なんとなく目元を摩ってしまう。
神様だって言うなら、もっと神々しい感じで聖なる眼球移植が出来なかったのかよ。
今更ながらそんな文句が浮かぶ。
「んもーそんなコト言うなんて酷いよ、折角治してあげたのに!」www.qwceoiu.com
「……は?」
目元から手をどけると、そこにはつい先ほどまで俺の脳内に浮かび上がっていた人物と、全く同じ顔をした子供が立っていた。
「ミア、なのか?」
あの時と装いは多少違っているが、黒髪のショートヘアと真紅の瞳を持つ中性的な美貌を持つ人物は、自称神様、古の魔王、ミア?エルロードである。
俺に移植したはずの左目は、当然のようにそこに在り、変わらぬ赤い輝きを宿していた。
身に纏う黒いローブと上下揃いの衣服は、街中やさっきのギルドでちらほら見かけた学生風の人々と同じ、ちなみに男子のブレザー姿である。
おまけにミアの手には、俺も口にした爽やかな酸味と甘味が美味しい小さな果実と、まだ見た事の無い薄く黄色がかったミルクのような液体に満ちたカップがあり、その辺で買い食いしている普通のお子様にしか見えない。
だが、このパーフェクト買い食い中学生な姿のミアは、漆黒のオベリスクを背にして堂々と名乗りを上げた。
「如何にも、我こそはエルロード帝国が皇帝、ミア?エルロードである!なんてね」duvetica ダウン
と、悪戯っぽく小さな舌を出してはにかむ姿は中々にキュートな破壊力があった。
だからといって、やはり「神様!」と崇め奉りたくなる神々しさは皆無だ、未だに俺の中でミアの立ち居地は‘謎の魔術士’のままである。
「聞きたいことがある」
俺はとりあえずミアの神出鬼没ぶりには目を瞑り、知りたいことだけを問うことにした。
「なにかな、神様のルールに触れなければなんでも答えて上げる」デュベティカ 店舗
そう微笑みながら、俺が座るベンチへ腰を下ろす、しかも肩が触れ合うくらい距離を詰めて。
「左目がモンスターの名を示した、ソイツらを倒すのが試練なのか?」
恐ろしく説明不足な感じだが、これだけでミアは分かるだろう。
「うん、大体それであってるけど、何も倒すだけが方法じゃないよ」
「どういうことだ?」
それ以上はまだいえない、と断りながらフルーツを小さな口へ放
