タイ マッサージの施術者をしています。
職業柄
『合掌』のご挨拶は1日何回する事か。
施術開始と終わりに合掌をし、
相手の中の神様にご挨拶します。
誰の中にも神様がいるのです。
先日、
自己防衛が強い中年男性が来店しました。
誰から見ても？？？な態度です。
がさつ、無愛想、威圧的…などといえば
それまでですが、
私には
『僕はとても弱いのです。
どうか傷付けないでくださいね』と
お願いされてるようにしか見えず。
可愛らしくすら感じてしまいました。
それもそうかと思います。
疲れのピークでやっとたどり着いた
癒しのリラクゼーションサロン。
そんな所まで来て
誰もが傷付きたくないのです。
その方の担当をさせて頂く事になり、
しっかり合掌にて
相手の中の神様を尊敬しご挨拶を。
私が響き合うのは、
お客様のマインドの部分ではありません。
自己防衛の態度で何を言われようと
『そこ』は単なる表層の部分。
同調する必要は全くないのです。
彼のもっと奥深くの神性だけを見ます。
自分も尚、
マインドを超えた所にある
深い慈愛で接します。ハートで繋がります
外側は嵐でも私には静寂しかありません。
ここまでくると揺るがないのです。
無理に
合わせたり機嫌を取る事をしなくても
相手は次第におさまり眠りにつきます。
防衛心が薄れて戦意は消失、
安らぎ身体を委ねてくださいます。
それだけでも成功か、と感じましたが
施術が終わりティータイムで
少しお話させていただいたところ
すっかり別人になっておられましたよ。
言葉づかいや、表情も変わり
動作も静かで満たされたご様子でした。
私はこれといって
コミュニケーションに長けていませんが、
波動は嘘をつきません。
愛は確実にシェアされました。
ここまでできて、
初めてセラピスト冥利につきます。
明日も私に課題をください。
全ては乗り越えられるから起こるのだと
信じています。