夜の静寂さが心地いい。虚無の「無」ではなく、余計なものがなんにもない『軽やかで空っぽな無』は居心地が良い。ただ空の色が変わり、時間が過ぎていくだけの空間が楽で好きだなと思う。


何からも手放されて自由な感覚を体感している瞬間。今の日常には小さな嬉しいことがポツポツとあって、色とりどりなこんぺいとうみたいな記憶を静かに思い出すと、たしかなうれしさの星がそこかしこに光っている。すごく温かい夜空だなと思う。わたしはしあわせかもしれない。空を見上げてふーっと息をついた時、自然とそう言葉が出た。今のわたしはとてもしあわせなんだと思う。