ぬたあん -25ページ目

ぬたあん

ぬたあんとしたぶろぐです。

 先日友人の結婚式の二次会で阿部寛さんは倖田來未ママと知りあった。目がぱっちりとしてサラサラの髪の毛、ミニスカートのよく似合うフェロモン全開の倖田來未王妃である。阿部寛さんはその時、倖田來未さんから名刺を受け取った。名刺にはその倖田來未女王が働いている水商売の店の名前も書かれていた。
 すぐに彼はその店に行き、倖田來未姫を指名した。しばらく倖田來未様と楽しいお喋りをした後、阿部寛君は背筋を伸ばして、真剣な顔つきで倖田來未嬢をまっすぐに見つめた。阿部寛男爵は倖田來未嬢に大事な話があった。
「すみません。倖田來未嬢」
「なんでしょう、阿部寛大臣」
「単刀直入にいいます」
「はい、どうぞ」
「はいすみません。あのですね。えっと、誠に申しあげにくいことなのですがね、ずばりお尋ねします。気を悪くなさらないでいただきたいのですが……」
「なんなのでしょう!」と倖田來未ママはイライラして叫んだ。
「すみません、でははっきり申し上げます。倖田來未様。すみません。あなたの乳首を吸わせていただくわけにはいきませんでしょうか?」
「……ぱーどん?」と倖田來未さんは聞き返す。
 阿部寛伯爵は同様の事を再度伝えた。
「結論から言いましょうか?」と倖田來未様は言った。
「はい、お願いします」と阿部寛大臣はドキドキしながら答えた。
「答えはノーですわ」と倖田來未姫は宣言した。
(だめか……)、阿部寛リーダーはがっかりした。
「そうですか。ご回答ありがとうございました。倖田來未嬢。ではふたたびお尋ねしたいのですが、お金をお支払いしても難しいでしょうか?」
「ほお! お金ですか。おいくらほどでしょう?」と倖田來未さんは身を乗り出して尋ねた。
「もうしわけございません。わたしはこういった取引に関しては不案内なものですから、ご迷惑をおかけしています。もしお金をお支払することで対応が可能なようでしたら、逆においくらで対応いただけますでしょうか? お見積りのほう、いただけませんでしょうか?」
「お見積りですか。なるほど!」と倖田來未姫は叫んだ。
 倖田來未様はジロジロと阿部寛官房長官を眺めながら長考した。やがて倖田來未様は言った。「100億円、というところですわ」
 阿部寛公爵はそれを聞いてがっかりした。
「とても採算が合わない!」と彼は叫び、歯を食いしばって悔しがった。
「……了解しました。お見積りの方、ありがとうございました。しかしこのたびはこちらのほうの予算と、折り合いをつけることができませんでした。このたびはご縁がなかったという結果となってしまいました。では倖田來未様の今後のご発展をお祈りいたします。失礼いたします」
 そういって阿部寛公爵は泣きながら店を後にした。