レラっタマログ。管理栄養士な2人の日々(´-ω-`) -95ページ目

絶対的な安心感

wright*edit_たま


まだまだ2年目、たまさんです。

一学期のある日、お恥ずかしいことにアレルギーの誤食をしてしまいました。

幸いとっても軽いアレルギーの子だったので
全く症状も出ないで済みました。

誤食に気付いたのはもう給食が終わるであろう時間、

バラ科の、種が一つタイプの果物でアレルギーを起こしたことのあるその子に、
その日のさくらんぼはわたらない予定でした。

しかし、出していたのです。

私も、調理員さんも、担任の先生も、本人も、

気付きませんでした。

ふと、気付き、小さく悲鳴を上げて
そのクラスへ走って行き

「○○さんは!?」

と聞くと、みんなの視線の先に不思議そうな顔をしたその子が。

目の前にはどれも空っぽの食器。

「さくらんぼ、食べちゃった!?」

「うん!」

ああ…と、思って

「具合悪くない?気分は?かゆいとか、息苦しいとか?」

と、聞いてもとても元気そうな様子で

「ううん、大丈夫」

と、言います。

「○○さん、さくらんぼ、食べちゃいけないって、お母さんから聞いてない?」

「あ。」

本人も今気付いた様子。



とりあえず食物アレルギーは時間が経過してから症状が出ることもあるので

「本当にごめんね。先生が間違えた。
 これから3時間くらい、そうだな、おうちに帰るまで、
 運動、走ったりしちゃだめ。
 それで、おうち帰ったらすぐ
 お母さんにさくらんぼを食べたこと、話して、いいね?」


と説明し、

担任の先生に謝罪し、運動は避けるよう、様子を注意深く観察してほしいことをお願いし、

養護の先生に報告・確認し、

校長先生に報告し、

おうちの方にお電話し、謝罪し報告し…事無きを得ました。

症状が出なくて、本当によかったです。





私がブログに書き留めておこうと思ったのは、

教室でのある子の一言です。





私が血相を変えて○○さんに質問をしているとき、

その子の周りの子が

「どうしたの?」

と聞いてきました。

「うん、先生ね、○○さんに、
 体の具合が悪くなるかもしれないから
 さくらんぼは出してはいけないと
 おうちの方と約束していたのに、出してしまったんだ。
 もし○○さんの具合が悪くなったらいけないから、急いで来たの。」


そう説明すると、

質問してきたその子は声高らかに言ったのです。

「先生の給食食べて具合が悪くなるわけない。
 
 だって、先生は、私達のことを考えて

 おいしい、安全な給食を出してくれているんだもの。」


ピンチの境地でしたが、物凄くハッとさせられました。




この子達は、給食に絶対的な安心感を抱いているのだ。




きっと

「私達のことを考えて」
「おいしい、安全な給食」

は、私や、先生や、両親が言っている言葉の刷り込みでしょう。

それでも、そういう風に、

自然にそう口にできるくらい、安全だ・と

思ってくれていることが

なんというか、心に響きました。



食中毒など、

誤食による容態の変化など、

あってはいけない。

ミスがあってはいけない。





そう強く思いました。





世の中にゼロリスクはありません。

しかし、ゼロに近づくことはできます。

ゼロに限りなくリスクがない、と、信じることは、

絶対的な安心感と信頼感を得ることになるのです。



信じきった給食で、もし具合が悪くなったら、

その子は一生その給食を

その食べ物を

その人を

信じなくなるでしょう。



一度失った信頼を取り戻すことは

並大抵のことではありません。



信じられる給食、食事を、出すことがプロなのだと思います。



もうミスはしません。