本日からプロ野球の交流戦があります。
とても楽しみです。
病院で働いていたときに野球ファンとして考えていたことがあります。
看護師もFA宣言できないかと。
もちろん他病院への移籍などは難しいですが、同じ病院内で違う部署への移籍はできそうではないですか。
毎年、異動時期が年2回ほどありました。そのたびに誰が異動してしまうのか、どんな人が来るのかということは内心気になっていました。
大人の世界なので、小学校の転校生のような騒ぎ方はしないですが、おそらく皆そのような心境だったと思います。
異動してくる人のほとんどが希望して来ますが、中には思っていなかった部署へ来てしまった人であったり、他に異動する人がいないから異動させられた人など多くいると思います。
また、異動したくてもできない人もいます。
今年のプロ野球には巨人から大田と公文、日本ハムから吉川と石川がトレードされて、大田と石川は新天地で今まで以上の輝きを放っています。
環境が変わるということはマイナスに働く時もありますが、プラスになることもあります。
そして巨人には陽や森福、山口がFAで来ました。FAはフリーエージェントの略ですが、その権利も長年同じチームに所属して試合に出ていれば獲得でき、獲得してから移籍したければ行使することができます。
ずっと同じ環境にいたい人もいれば、活躍の場を他に求めたい人もいます。
病院でもこのような人事を取り入れてみたらいかがでしょうか。
若手が増えた病棟が、ベテランのジェネラリストやスペシャリストの指導が必要だったり、教育に特化した看護師が欲しいとなった時に、
ベテラン勢が増えて若い力が欲しい部署とトレードする。
もちろん看護部の人事ではそのような考えなどから人事異動を決めているのかもしれないですが、公にイベントのようにしてみたら、異動という一種の緊張を含んだものにカジュアルさが加わるのではないでしょうか。
また、複数年、同じ部署で働き続けた人が異動したい時に、FA権を獲得していれば、行使できる。自分の能力を全ての部署の師長が知り、この人材が欲しいとなれば、交渉し良い条件を得る。異動したらその部署から、人的保障で誰かを放出することになりますが。
そのためには打率、打点、本塁打のような数値で見えるような成績を看護師もつけなければいけません。それはどのようなものがあるでしょうか。悩ましいですね。
でも、FAを獲得できるような経験のある人の異動を人事部だけでなく、病院全ての人が注目するようになることは、お互いの刺激にもなり発展していくと思います。また、数値化した成績、人事考課でも良いかも知れませんが、それの重要度が増し、各々の自己研鑚に繋がるかもしれません。
とにかく交流戦が楽しみです。
