あっという間に2022年の1月も後半になりました。

お陰様でカナダバンクーバー発の「脳の運動教室」は引き続きカナダ全土を駆け巡ります。その中でCovid19 のご質問を頂きましたので、引き続き継続してコメントを加えていきたいと思います。

 

 

 

 

実はこちらの統計は1月21日(金)はBC州において発表されたものです。

https://news.gov.bc.ca/files/1.21.22_COVID_Hospitalizations.pdf

実際に2021年12月から2022年1月にかけてCovid19で病院に入院した方の調査をしています。

そしてCovid19を罹うには3つの大きな要因があると告げています。

 

①年齢

②既往歴

③ワクチン接種の有無

 

この3要素によって罹患するか、重症化するかなどが分かれるというものです。実際にグラフをよくみると。。。

①年齢は70歳以上の方の罹患率がグーと増えていることがわかります。

②既往歴には移植や慢性的な神経の疾患(例えば認知症???)、糖尿病、呼吸器系、心臓系疾患がある方の入院率が上がっています。

③ワクチンはBooster ショットを打った方が効果があり、より多く入院していません。

言われてみればそうだよね、って納得の話なんですが、これが実際にBC州のケーススタディから出てきたということは信憑性が高いですね。

 

 

 

 

次に見ごたえがあるのがこちらの表です。画像を押して拡大しないと見えにくいですが、性別で分け、年代別、リスクファクターがいくつあるか、ワクチン接種の有無によって実際にCovidに罹っている割合を示しています。ご自身でじーっとみると自分がどこに当てはまるかわかると思います。

私はリスクファクターがなければ0.4%、リスクファクターが1つあれば1.2%、3つあれば5.8%のカテゴリーに属しています。これよりわかることはリスクファクターを減らうようにすることが、一つ目の予防法です。そして、私はワクチンを2回接種していますが、Boosterを受けると入院する確率が半分になります。これはBooster Shotの効果を示しています。

これは全てBC州の実際のケースである事を考えると全体像が浮き彫りになり、とても身近に感じられるデータだと思います。

 

情報収集、情報共有。。。誰と?🙃

第2回脳の運動教室でとても良い質問が出ました。

オミクロンの方が高齢者が亡くなるケースが何故多いのでしょうか?

 

勿論死亡者数を継続的に追っていくことは大事なのですが、やはり考慮しなければいけないのが、今までに何か病気をしていたのではないか(既往歴)、またはワクチンは打っているのか?という点です。つまりケースバイケースが多いと思います。

但し私達は身近な人の話や、ニュースで一つのケースがクローズアップされいると、それがあたかも大多数であるように話を広げていきますね。それが怖いところです。

BC州保健省はCovid最初の時より(2年前から)、真摯な対応でデータを出してくれていたと思います。

今になり、民衆のフラストレーションが大きくなり支持率も下がってきていますが、人気をとるために政策を作っているのではありません。多くの民にとって一番効果がある方法を嫌われたて行わなければいけない時があります。私はBC州は素晴らしいリーダーシップを発揮し続けていると思います。

個人の事情が先に来て文句を言い始めた時は要注意!我に返って落ち着いてみましょう。そこにはちゃんと行くべく道が示されているものですね。😉

 

という事で今回の発表は大事と思いましたので皆さんとシェアをさせて頂きました。BC州のオミクロンピークは過ぎたと言われています。このまま、良い方向に行くことを願うばかりです!