サイボーグ状態からの脱却(笑)

 

しかし…あちらもこちらもチューブやら装置やらで、雁字搦めな状態。

 

身体を動かせないガーン

これを一晩耐え忍ぶのか~?えーん

 

私は看護師さんにに相談した。

「飲水、うがいセットを私の手に持たせてください」と、セルフを要求してみたのです。

ベッドのリモコン、ストロー付きのペットボトル、ティッシュ、ガーグルベースンを一通り受け取り、とりあえず手に届く範囲内に置いた。

 

これは案外名案だと思った。

 

口渇感がひどいので、好きな時に含嗽(うがい)も飲水もできる。

 

 

 

  恐怖の体験

 

我ながら「セルフはいい考えだ」と自由を手に入れた私に、一瞬背筋が凍りつくことが!

 

ほんの少しだけ水を飲もうとしたのですが、飲み込めないのですガーン

「どうしようガーン の‥飲めないビックリマーク」焦りまくりましたあせるあせる

 

それもそのはず。

数時間前まで気管挿管していたのですから、まだ感覚は完全には戻っていなかったはずです。

 

ヤレヤレ…無謀でした笑い泣き

(多分だけど…私が看護師だということで、あえて注意せず信じてくださったのでしょう。)

 

ここで、もし誤って気管に水が入ったら(誤嚥)…

恐怖の流れを想像する

➡激しい咳き込み

➡手術した部分が激痛走る

➡または、恐怖の吸引‼️

 

それだけは避けたい!

 

私は、飲むことは諦めて(当たり前だ)

チビリチビリと極少の水で口を漱ぐだけにとどめました。

本当に怖かった~。

 

 

 

 

  「痛みの箇所が限局してきました。」

 

看護師さんに

「痛い場所が分かってきました」と、報告したところ

なんと…不思議な質問が返ってきたのです。

「切除したところですか?ドレーンの方ですか?」

えぇっっ?笑い泣き

 

 

それ聞く?

患者に聞く?

一応、よくわからないと丁重に返した。

これ…申し訳ないが、分かりっこないと思うなぁ…チーンモジョモジョ

 

今にして思う。

私が、「痛みの箇所がわかる」なんて言っちゃったからね。

 

全身が痛くて訳が分からない状態じゃなくなった…だけの話でした。

 

 

「痛み止め流しましょう」と看護師さんの言葉。

助かった。

痛みの我慢の境目が分からなくて、訴えられない性分。

こんな患者さんは、我慢しすぎる傾向がある。

 

この鎮痛剤は相性もよく、だいぶ助けられました。

すると、時間感覚の乖離も少なく、徐々に「普通」を実感できるようになりました。

 

 

私が外科にいたあの頃(大昔)とは何もかもが進歩していて、安心して身を委ねることができました。

ICUのシステム…と皆さんの動きが洗練されているなと感じました。

 

 

 

  朝を迎え、早速始まるリハビリ!そして病棟へ戻る

 

長い長い夜を抜け、やっと朝を迎えた。

 

看護師さんが持ってきてくれたのは、歯磨きセットでした。

朝食の前に大事なケアです。(口腔内の雑菌が誤嚥性肺炎のリスク)

 

そして食事、清拭、着替え、レントゲン、リハビリ…コース料理のように、全ての流れがスマートだ。

ちょっと痛いけど、早速リハビリだと思えばむしろありがたい。

 

手術に関わった先生方もご挨拶に来てくださって、何とも爽やかな医師陣だ。

執刀医の部長から「どうですか?医療を違った角度で見る機会になったのではないですか?」との言葉が印象的でした。


 

 

病棟に戻った時、思わず安心感が。

 

戻れたんだ。

 

とりあえず、一コマ進んだ。

 

手術後の不安はないとは言えないが、身を任せて委ねていこうと思った。

川の流れのように♪