先日、
ノース・キャロライナにある総合病院でコロナのワクチンを接種していない従業員
175人以上を解雇した(自主退職を要請された)そうです
このパンデミックで人手不足が心配される中、このような解雇は病院の運営にも支障が出るのではという懸念もありました。
しかし病院側はコロナ感染などでやむなく仕事を休まなければならないスタッフのことを考慮し、既に多くのテンプ・スタッフを手配するという対策を事前に取っていたので、今回の解雇は(病院の)人手不足には影響しないと言い切りました。
しかもこの総合病院は35,000人以上が勤めているので、それに比べると175人の解雇はかなり少ない数なのかもしれません。
実は私の勤める大学病院も今月の10月半ばまでワクチンの接種をしていない従業員に対しては、自主退職もしくは(ワクチンを接種するまで)無給休暇を取らなければならない、という声明を発表しました
一応医学的または宗教的な理由で(ワクチンを)接種できない場合は除く、とされていますが、この「例外」に対しても結構グレイな部分が多く、現在病院側もその例外の位置づけをはっきりと決めている最中だそうです。
現在、やはりワクチン接種ができないと主張している人の理由の中には、読んでいて「えっ」と思ってしまう理由も多いのも事実です。
中でも苦笑してしまったのが、
「自分はTrypanophobia (注射への恐怖感があること)だから接種できない。」
このようなPhobiaは大抵過去のトラウマ的な経験が原因で、このような恐怖感を抱いてしまう人たちが多いようです。
そんなわけで本人にとってみれば笑いごとではなく、本当に恐怖の何ものでもないのだと思います
しかしコロナ感染で重症化して死に至るよりはよっぽどマシなのでは、、、と思います。
そして中にはワクチンに対してのあらゆるネガティブな噂を信じて、「絶対受けられない」と主張している人たちも多いようです。
ちなみに我が州政府の職員たちもワクチン接種の義務化が決まりましたが、先日キャピタルでワクチン接種に反対する人たちによる大規模なデモが起こったばかりです
でもこのワクチン接種のおかげで、実際に
コロナの重症化が抑えられているのは事実です
我が病院のデータ
でも(このデータは日替わりで送られてきます)、現在コロナ感染で
入院している患者さんの過半数がワクチンを受けていない人たちです。
そして感染が重症化してICUに入院している100%の患者さんは、やはりワクチン接種を受けていない人たちなんです。
また現在、人口呼吸器をつけている患者さんのほとんども、やはりワクチン接種を受けていない人たちです。
今年になってデルタ株の感染も心配されていますが、実は我が病院では、ありがたいことにコロナ感染の患者さんの数はゆるやかに下降していっています
やはりこれもワクチン接種と、そしてマスクの使用や手洗いという、個々の感染防止対策のおかげであると思います。
今回、病院側もワクチン接種をしない従業員は解雇(または無給休暇)という厳しい決断を下しましたが、一方でフロントラインで働くスタッフのサポートも忘れてはいません。
この夏(大抵の従業員は夏休みを取る時期で、人手が足りなくなる季節です)無休で働いた従業員にはボーナスを支給してくれることになりました。
また先日は病院長の一存で、フロントラインで働くスタッフ全員にさらなるボーナスが支給されることとなりました
また今年に入ってからも、病院ではPPEも十分に用意されており、去年のようにマスクを使いまわしすることなども(苦笑)無くなりました。
これは本当にありがたいことです
先週からうちの病院でも医療スタッフ全員がブースターを受けられるようになりました。(ファイザーのワクチン接種者のみ)
一応、2回目のワクチン接種から6カ月経っている人が受けられます。
私も今週末に早速ブースター接種の予約を取りました
インフルエンザの注射と同時に接種しても大丈夫ということで、その時に
2つ同時に受けてくる予定です
一応副反応も心配なので、翌日はお休みの日を選びました
さて最後に息子がカリフォルニアに行ってから、最近食べているごはんの紹介です
先日、Costcoで買ってきた、ベーコン巻きのチキン(中にチーズが入っています)を試してみました。
私はオーブンで温めましたが、なかな美味しかったです。
でもこの一箱でたくさん入っているので、当分リピートはしないと思います
付け合わせに、トレーダージョーズで買ったキュウリ、ジャガイモ、そしてローストしたカリフラワーをいただきました。
すべて焼いただけ(または切っただけ)というシンプル料理でした。美味しかったです。