このブログを読んでいてくださる方はお分かりだと思うのですが、私はずっと夜勤で働いています
今の病院ではもう夜勤で働いて14年になりますが、その前に勤めていたナーシングホームでも3年ほど同じく夜勤をしていました。
アメリカの病院では大抵12時間勤務で、日勤か夜勤のどちらかを選んで専属で働くことができます。
またナーシングホームは8時間勤務だったので、日勤、準夜勤、そして夜勤とありましたが、私は日勤で一年ほど働いてから、その後はやはり夜勤専門で働きました。
最近、よく夜勤で働いている人が書いているブログを読ませてもらっています。
夜勤で働いている、というだけで職種は違っても、なぜか自然と親近感が湧いてくるのです
実は先日、同僚から
「最近、夜勤明けの疲れが取れない。そろそろ日勤に移るかも」
という話をされました。
よく朝型人間、夜型人間という話をしますが、やっぱり夜勤には人によって向き、不向きがあると思います。
私が日勤で働いているときは、逆に朝早く起きるのがとても辛かったです
朝早く起きて、一日中そのまま仕事をすることが逆にしんどく感じてしまいました。
その代わり夜遅くまで起きているのは、全然大丈夫でした
学生時代も、いつも夜中まで起きて学校の課題などをやっている癖がついていたので、、、もしかしたらそのせいもあったのかもしれません。
私の働く病棟でも、夜勤で雇われてくる人たちが何人かいます。
大抵その半分の人たちが、だいたい半年くらいで日勤に移ったり、またはクリニックに移動したりすることが多いです。
そのため現在うちの病院で夜勤として長く働いているナースたちは、私のように自称「夜型人間」という人ばっかりです
さて夜勤で働くことには、いろいろなアドバンテージ、またはディスアドバンテージがあります
まずは、日勤に比べると圧倒的に出入りするスタッフの数が少ない。
(うちの病棟では、ご家族の訪問は一日一人までとなっていて、そのまま病室に泊まることができます)
例えばPT, OT, STなどはみんな日勤なので、その分患者さんたちのケアに集中できるのはありがたいです。
ただ患者さんは、病院では夜でもなかなか何時間も続けて寝ることができません
うちの病院は採血、輸血、抗がん剤投与なども夜中に行うことが多いです。
また緊急手術も、もちろん夜にも行われます。
そして夜勤のもう一つ大きなアドバンテージは、夜勤手当が支給されることも大きいと思います。
反対にディスアドバンテージは、夜勤では日勤に比べると圧倒的にリソースが少ないこと。
そしてもう一つ大きなディスアドバンテージは、夜勤勤めはやっぱり身体に大きな負担がかかります。
これは6年前のちょっと古い記事ですが、タイム誌に掲載されていました
Why Working at Night Boosts the Risk of Early Death?
夜勤は寿命が縮まるリスクが高まる?😱😱
5年以上夜勤で働いている人は、早く死亡する確率がそうでない人に比べて11%高まること。
でもこれが15年以上夜勤で働いているナースについては、日勤で働いているナースに比べて心臓疾患になる確率が何と38%も高い確率に跳ね上がってしまうのだそうです。
それに加えて肺がん、大腸がんにかかる確率も高くなるそうです。
(というのは、夜勤者にはストレスで喫煙をしてしまう人が多い、というのが理由にあるようですが)
夜勤が身体に良くないとされる一番の理由は、やはり「体内リズム」に反した夜に働くことでホルモンバランスが大きく崩れてしまうこと。
特に夜勤をしている人は、日中の睡眠時間が減ってしまう傾向にあり、更に夜に仕事することででストレスが多くなって肥満による高血圧やコレステロール上昇による心臓疾患、または糖尿病などを引き起こしてしまうことがあるそうです。
確かに、夜勤をするとどうしても夜に食べる量が多くなります。
しかも患者さんのご家族や同僚同士など、美味しいスイーツの差し入れがあることも多いです。
これはもちろん、ありがたいことなんですけどね
私も健康的に夜勤を続けていくために、自分でできる工夫をしています
日中にも質の良い睡眠を取るようにする。
これはダンナが提案してくれたのですが、我が家のマスターベッドルームにはブラックアウトをというカーテンと更にその下にシェードを取り付けて、とにかく部屋が夜のように真っ黒になるようにしています。
ホワイトノイズで周りの音は聞こえないようにする。
(日中は近所の人が芝をかったりするときもあるので、そのような騒音を掻き消すホワイトノイズはかなり役に立っています。)
そして夜勤に出掛ける前に、炭水化物はほどほどに、タンパク質の多い食事をするように心掛けています。
そして仕事中は、とにかく水分をこまめに取るようにすること。
しかし歳を重ねるにつれて、夜勤後の回復はだんだん時間がかかってきているのが分かります
同じ年の同僚が言っていましたが、彼女が
「連勤した後は、(回復に)一日半かかる」
と言っていましたが、本当にそうです。
若いときは、これでも連勤を終えた同じ日に、少し仮眠をとった後、どこかへ出掛けることもできていました。
しかし、ここ何年かはそれも難しくなりました
食べきりサイズのベン&ジェリーズ
チェリーガルシア大好きです。
これが今のことろ、疲れた身体には一番の薬です、なんてね