先週アメリカ市民権のインタビューが無事に終わり、ついに昨日、宣誓式に行ってきました。
今回はダンナが仕事だったので、息子に一緒に来てもらうことになりました
ちょうど天気も良く、ドライブするには最高の日でした
移民局の前には、既に結構な数の人たちが順番を待っていました。
残念なことに、コロナために現在の宣誓式はかなり短縮して行われているようです。
家族の同伴は認められていない、ということで息子は車の中で待っていてもらうことになりました。
かなり着飾っている人もいたので、すぐに宣誓式のために列をつくっていることが分かりました
ちょっと写真では分かりずらいのですが、前の方にいる女性はスパンコールがいっぱいついたキラキラのイヴニング・ドレスを着ていて、とても目立っていました
私が外で待っていたのは、おそらく30分くらいでした。
宣誓式は2時開始だったのですが、時間前に移民局の中に入ることができました。
建物へ入ると同時に検温とセキュリティーチェックをします。
そして係の人が「宣誓式に来たの?」と聞いてくれて、そのまま会場へ案内してくれました。
会場の写真を撮るのを忘れたのですが、、、
大きい部屋の中央には、アメリカの国旗と州旗の両方が飾られていました。
会場の入り口で名前を聞かれて、「ようこそ、クロエ」とオフィサーが笑顔で対応してくれました。
そこでようやく自分のグリーンカードを返納します。
私は自分のグリーンカードに写っている写真が大嫌いだったので(だって獄中写真みたいなんですよ、苦笑)、カードが返納できたことをとても喜んでしまいました、
会場では他の人たちとしっかりソーシャル・ディスタンスが取られていました
まずはオフィサーに続いて、アメリカ市民として忠誠を誓う Oath of Allegiance を一緒に読み上げます。
この文を読み上げているときは、自分もこれからはアメリカに住む一国民になるんだと感極まるものがありました。
その後、一人一人に市民権の証書が手渡せられます。
この時も、オフィサーが一人ずつ名前を読み上げて、「おめでとう」と言いながら証書を渡していました。
証書を渡される際、中には感極まって涙している人もいました。
アメリカという国は、やはり移民してくる国の事情によっては、将に「自由の国」なのだと思います。
私は「平和な」日本からの移民なので、まだ彼らほど(アメリカ国民になることに対して)感謝心はないのかもしれません
しかし貰った市民権の証書を見て、私はひどくがっかりしてしまいました
というのは、その証書に使われていたのが、私の大嫌いなグリーンカードの写真がそのまま載っていたからです
しかも今度は写真が引き延ばしされてるし、、
息子いわく、「でも写真の光が少し違って見えるから、グリーンカードほどひどい写真じゃないよ。」と、変な慰め方をしてくれましたが、この写真とはこれからも一生付き合い続けなければならないことを学びました。
そんな感じで宣誓式はあっという間に終了しました
バイデン大統領のビデオ・メッセージもなかったし、国家の斉唱もなかったのが、とても残念でした。
実は国家の方はちょっと練習していたんですよ、苦笑。
移民局を出るときは、セキュリティーの人たちも「おめでとう」と笑顔で送ってくれました、涙。
そしてすぐに車の中で待っていた息子の元へ戻り、その後は予約していた場所へ急ぎました
実は息子も一緒ということで、宣誓式の後に一緒に「鬼滅の刃 (Damon Slayer)」を観ようと決めていたのです
映画館は、まるで私たちの貸し切り状態と思ってしまうくらいに空いていました
日本語&英語の字幕、または英語吹替を選べましたが、息子の要望で日本語版&英語字幕の方を観ました
実は私はアニメなどはまるで無知で、この「鬼滅の刃」という映画も、今回初めて映画で観たのです。
あらすじはここでは話しませんが、映画自体は今までこのアニメを観たことのない私たちでも、ものすごく引き込まれました。
息子も言っていましたが、映画鑑賞の時間はあっという間に経ちました
最期は悲しい結末になってしまいますが、おそらく将来、次の作品がまた作られるのでは?と思いました。
もしそうなったら、是非また観に行きたいです
ちなみに戦ったり血を流す場面もあるために、鑑賞自体はRestricted(R)となっているようです。
そして良き日本の映画を観た後は、近くにあるジャパニーズ・レストランへ行って夕食を食べました。
ウェイトレスの女性にお勧めされた餃子と、マグロのお寿司をまずは注文。
この日は夜少し寒くなってきたので、2人とも天ぷらうどんをオーダーしました。
すみません、写真がオレンジ色なんですが、これはレストラン内のライティングのせいです。
ここで面白いと思ったのは、うどんと天ぷらが別々に運ばれてきたことです。
日本だと既にうどんの上に天ぷらが乗った状態で運ばれてくると思ったのですが(違ったらすみません)でもこの状態だと、天ぷらがすぐにべちゃっとならなくて良いのかもしれませんね。
でも私は、ふにゃふにゃになった天ぷらの衣も好きなので、結局天ぷらはうどんの上に乗せてしまいましたが、
そしてどんぶりの下に皿が引いてあるのもアメリカならではかもしれません、笑。
うどんは美味しくいただきました
今回、私にとってとても嬉しかったのは、やっぱり息子といろいろとお話できたことです。
ディナーの席でも、息子の友達のことや、今の学校生活のこと、そして秋に進学する大学のことなど、話は尽きませんでした。
帰り道、息子が「お母さん、アイスクリームも食べよう」ということで、DQによってディップド・コーンも食べました。
これがディップド・コーンです(写真は拝借しました)
私と息子は一番小さいサイズで無難なチョコレートにしましたが、DQのアイスクリームはものすごく久しぶりに(何年間ぶりです)食べました。
これはとても美味しかったです
うどんでお腹いっぱいだったのですが、これは別腹で入りました、笑。
家に帰ってきたら、ダンナが「おめでとう」と言ってくれました。
そしていろいろとその日に起こったことを報告
さて、これからはパスポートの申請をする予定です。
私は市民権を取ったので日本国籍は喪失することになるのですが、しかし届け出は領事館に自分で出さなければなりません。
(アメリカ側が日本に私の国籍喪失を連絡することはありません)
当然今後は日本のパスポートを使えないので、早めにこちらのパスポートを申請しなければ、と思います。
そのため今日は早速パスポート用の写真を撮ってきました。
後はアプリケーションに必要事項を記入して、市民権の証書と共に近くの郵便局で申請することになりそうです。