先日、元同僚と病院内のエレベーターでばったり鉢合わせ () となり、しばらく話をしたのです
実は彼女と私はほぼ同期で、同じ病棟で何年も一緒に働いていたのです。
当時は彼女と一緒にご飯を食べにいったりもして仲も良かったのですが、それから何年かして彼女は(同じ大学病院内の)骨髄移植専門の病棟へ移動してしまったのです。
一応お互いの病棟は近いので、彼女が移動してからは偶然会えば一緒に話をする感じだったのですが、ここ最近は彼女の姿を見ないなぁ、、、🤔とは思っていたのです。
エレベーターで久しぶりに会った彼女は、元気そうでした
すると彼女が、
「実はね、私シフト中に肩を痛めてしまって5か月ほどFMLAで仕事を離れていたのよ。」
と話してくれました。
不意な事故で怪我をする、というのは、残念ながら私たちのような職場では起こりうることです。
しかし5か月も(!)自宅療養しなければならなかったなんて、かなりひどく肩を痛めてしまったようでした。
彼女はその日が仕事復帰の第一日目だったようなのですが、今回(怪我のために)仕事を離れている間、いろいろと現在の仕事について考えることがあったそうです。
彼女が言うには、
今回の休みは、自分にとって現在の仕事をもう一度見直す良い機会だった。
大変なガンとたたかっている患者さんと接することは辛い。
時に(抗がん剤や手術などの)合併症で苦しんでいる患者さんや亡くなった患者さんたちのことが頭から離れないときがある。
休みの日もそんな患者さんのことを考えて頭がいっぱいになってしまい、これじゃ自分の身体が持たないと思った。
私は癌病棟で働くのが限界なのがよく分かった。
それで今は別の看護の仕事を探しているところ。
と、ざっと要約すると、こんな話をしてくれました。
彼女は本当に真面目で純粋な人なのです。
一緒に働いていたとき、彼女が(患者さんのことで)涙を流していたのを何度も見たことがありました
私は、そんな彼女に対して
他の仕事が決まれば、もう会えなくなるのは寂しいけど、でもそれがあなたにとってベストなことなら良い決断だと思う。グッドラック
と言って、その場はお別れをしたのですが、彼女の言葉からいろいろと考えることがありました。
思えば私も、昨年なのですが急な手術をしたので6週間ほどFMLAで休みを取りました。
ちょうどそのころコロナ感染などで病棟も非常に忙しく、私は当時、正直言って心身共々疲れていたのです
そのため手術でも、仕事から少し離れることができることが(不謹慎ながらも)ちょっと楽しみでもありました。
そして最初の2,3週間は仕事のことは一切考えずに、自分の身体の回復のことばかりを気にして過ごしていました。
ところが身体も徐々に回復し始めて、元気になってきた4週間目から、自分の中で微妙な変化が起きました。
当時、同僚が親切にも、ときどきメールやテキストなどを送ってくれたのですが、彼らが仕事の話をしてくれるたびに、手術前にあれほど大変だと思っていた仕事が恋しくて仕方がなくなりました
仕事は大変だし、確かに大変なガンとたたかっている患者さんとはいろんな「人間ドラマ」もあるし、時には心身共に辛くなってしまうときもある。
でも逆に仕事に戻りたい病が、私の中で沸々と湧き上がってきました。
そして私はやっぱりこの仕事が好きなんだと私なりに再確認できた良い期間でもあったのです。
そのため私が手術後に仕事復帰した時は、逆に仕事へ戻れたことが嬉しくて、その日は患者さんに一人とても不機嫌な人がいたのですが、それさえも逆に愛おしくなるほど(と言ったら大げさですが、笑)だったのを覚えています。
そして先週のことです。
病棟で以前受け持った患者さん、LさんがCNAと一緒に歩行器を使って歩いているのを見かけました。
実はLさんは私が受け持った時は、痛みのせいで寝返りもできなかったほどで、Palliativeのドクターがかなり強い麻薬を処方しなければならなったのですが、それでも当時は容態が良くなくて衰弱しきっていたのです。
その患者さんが今はちゃんと回復して、こうやって自分の足で歩いていることに本当に嬉しくなりました
思わず嬉しくて彼女に話しかけると、彼女も当時受け持った私のこともちゃんと覚えていてくれました。
そしてLさんは笑顔で手でガッツポーズまでしてくれました
現在他のポジションを探していると言っていた同僚のように、確かに患者さんの容態が思わしくないときもあって、それは本当に看ているこちらも辛いです。
でも逆にこうやって確実に回復して元気になっている患者さんも多くいます
でも私が一番楽しいのは、患者さんと(一般の人付き合いではできない)ディープな関係が築けることです。
それに何と言っても、仕事を通して少なからず自分が何か他の人たちの役に立っているのかもしれない、と感じることができること。
それで自分のエネルギーを使い切ってしまうこともあるのですが(笑)、逆にそんな特別な関係が築けるからこそ、ベッドサイドのナースで良かったとつくづく思います。
私はきっとこれからもずっとこの病棟で働いていきたいなぁと思った出来事でした。
さて昨日(日曜日)はとても良い天気でした
息子は小学校からの幼馴染と近くの川でフィッシングを楽しんできたようです。
これは懐かしい昔の写真ですが、小学校くらいの頃、よく息子と友達を川へ連れっていったものでした。
今はもう自分たちでドライブする歳頃なので、親無しで勝手に行けるのですよ
1人5匹までのリミットがあるようですが、30cm以上ある虹鱒を5匹釣ってきました
ひさしぶりに友達と出かけて、とても楽しかった一日を過ごせたようです
さて、いよいよ明後日は私の市民権取得のためのインタビューがあります
昨年の8月に申請してから、
「一体、いつインタビューのお知らせがくるのだろう」
と思っていましたが、しばらくUSCISから音沙汰がなかったので、そのうち私もすっかりそのことが頭から離れてしまっていました、笑笑。
しかしようやく先月お知らせが来て、インタビューの日時が決まったとのお知らせが。
ラッキーなことにその日は仕事がちょうどお休みでした
インタビューに聞かれるであろう質問をおさらいするために、以前アマゾンからこのようなフラッシュカードを購入しておきましたが、
今の大統領はもうトランプじゃないですもんね~ペンスもバイバイ
最近は、通勤途中などのドライブ中に車の中で質問事項を聴いたりしています。
口頭質問なので、聴いて覚える方が良いかなと思いました。
市民権取得を考えていらっしゃる方のために、今後のインタビューの様子も後からブログで紹介させてもらいますね。
USCISの担当者がフレンドリーな人だと良いのですが、今からちょっとドキドキです
当日はダンナも休みを取って一緒に来てくれるようなので、ちょっと嬉しいです。
(でも館内には、残念ながら入ることはできませんが一緒についてきてくれるのは心強いです)