今日は我が息子のアルバイトの話です。
高校生でシニアの息子は夏休み中、サブウェイでアルバイトを始めました
すでに2か月めに入り、順調にやっているようです。
今日は朝の9時から「定期ミーティング」がサブウェイでありました。
昨夜は例のごとく遅くまで仕事をしていたので、今朝起きるのに苦戦していた息子でしたが、支度をした後に車で送っていきました。
(息子は今は仮免中。運転免許証をまだ持っていないため、母(私)が送り迎えしています、)
ミーティングは20分くらい続いたでしょうか
息子から「終わったよ~!」と連絡が来たので迎えにいったのですが、、、車に乗り込むなり、少し興奮した面持ちで言いました。
「今日のミーティングは、”話し合い”というよりも”マネージャーからのお説教”だったよ。」と。
実は最近、決められた仕事をしない従業員が何人かいる、というのです。
例えば、シフト毎に決められている掃除をしていなかったり、休憩を取るべきではない時間に長い休憩を取る人がいたり、お金の勘定ミスをしょっちゅうする人がいたり、様々なことが重なったためについにマネージャーの堪忍袋の緒が切れてしまったのだとか。
それで怠惰な行動またはミスを重ねていた従業員数人がWritten up:書面(口頭も含む)の厳重注意を受けたそうです。
息子と他の何人かの従業員には、逆にマネージャーが
「あなたたちは真面目に仕事をしてくれているのは分かっている。本当にありがとう。だから本来あなたたちは今日のミーティングに来る必要はなかったのだけど、でもこれはレストラン全体の問題だから是非聞いておいてほしかった。」
と、話したそうです。
息子が夜遅い(クローザーの)勤務のときは、私も少し早めにレストランへ行き、待っている間に外からさりげなく息子の働く様子を見守っていましたが(まるでストーカー状態、笑)、これは親だから言うのではなく、、、息子は確かに一生懸命やっていたと思います。
学業でもバイオリンでも中途半端が嫌いで、とにかく何でも真剣に取り組む息子です。
そのためマネージャーも、彼の仕事での真面目な態度を分かってくれていたのでしょう。
しかし現在一緒に働く従業員の中には、決められた時間以上に休憩を長く取ったり、いきなり早退したり(!)、レストランのサンドイッチや飲み物を自分の分だけでなく家族や友達にも「無料で」あげている従業員もいたそうです(サブウェイは勤務中、自分のランチとして一つだけサンドイッチが作れますが、それ以外はもちろんダメです)
息子はおかしいと思いながら、マネージャーにそのことを伝えるべきか、かなり迷っていました。
話を(息子から)聞きながら、そのような行動をしている人たちはそのうちに見つかって大きなトラブルに陥るだろう、、と思っていたのですが、やはりその通りになりました。
今回のことで息子が言いました。
「マネージャーの気持ちがすごく分かるよ。彼女だってオーナーであるボスから店舗のマネージメントについての大きなプレッシャーを抱えているはずだしね。」
私もまだ学生だったころ、ファストフードのレストランでアルバイトをしたことがありました。
ある日、マネージャーが早朝勤務をしていた私に
「ファストフードのレストランでは、真面目に働いてくれる従業員を見つけるのが難しい。」
とポロっと話してくれたことがありました。
もちろん中には息子のように一生懸命働いている人も多くいますが、でも同時に
「ファストフードの仕事は、''キャリア''ではなく''テンポラリーな仕事''」
と思っている人が多いことも事実なのです。(フルタイムのマネージャー、アシスタント・マネージャーなどはもちろん違います)
そのため「ここで一生働き続けよう」と思わない人が多いので、逆に仕事に対して責任感を持たない人も中にはでてくるのだと思います。
その証拠にファストフード業界では従業員の入れ替わり立ち代わりがかなり頻繁に起きています。
これはファストフードに限らず、最低賃金の職場全体にみられる傾向かもしれません。
でもいくら最低賃金だからとはいえ、雇われている身である以上は、会社の規律を守りながら一生懸命仕事をすることが「常識」なのですが、その「常識」が通じない人も残念ながらいるようです。
息子が言うには、マネージャーは普段とても優しいし、(従業員に対して)理解ある人なのだそうです。
でも今回は普段の彼女とは思えないくらい怒り心頭状態だったそうです。
マネージャーはこのたび厳重注意を受けた人たちに
「もし近い将来、また同じ注意を受けることがあった場合は、即クビ❗️」
と通告したそうです。
アメリカの会社は容赦なく従業員をクビにします。
(私の働く病棟でも今年2人クビになりました)
そしてマネージャー曰く、実はパンデミック以来このレストランだけで150通ほども()アプリケーションが来ているのだそうです。
そして彼女がそのアプリケーションの束を手に持ちながら、Writtten upを受けた従業員にむかって
「一生懸命働かないあなたたちの代わりはいくらでもいる。」
と言い放ったそうです。
彼女の言うことはもっともですが、これも今の厳しい仕事の現実なのかもしれません。
さて先日Walmartへ行ったら、こんなものを発見しました
Biscoffのクリームサンドイッチのクッキーちなみにこのクッキーは「バニラ、チョコレート、そしてオリジナルのBiscoffクリーム」の3種類がありました。
早速食べてみましたが、甘いからこそコーヒーとよく合います。なかなか美味しかったです