今年、高校Juniorの息子(高校3年生です。アメリカの高校は4年制です)のこと
現在はAP(Advanced placement)のクラスも3つ取っているので、毎日宿題がたくさん出ていて大変そうです
また高校のオーケストラでバイオリンを弾いているので、その練習も毎日あります。
そしてつい最近まではクロスカントリーのクラブにも所属していました。今は季節柄お休みで良かったのですが、、、
「クロスカントリー」と聞いて「スキー」を思い浮かべる人は多いと思います。私もそうでした。
アメリカではクロスカントリーというと野外を走る中長距離走を差すのが一般的です。
とにかく毎日忙しい学生生活を送っている息子です。
でももちろんそれは息子だけではなく、きっと学生さんたちは皆そうですよね
今日、息子が学校から帰ってきて開口一番に
「あ~、どうしよう明日学校行くのがしんどいなぁ」
と言ってきました。
何ごとかと聞いたら、
「オーケストラの時間、顧問の先生がいきなりぼくに対してみんなの前で曲を(ソロで)弾いてみなさいって言ってきたんだ。
でもそのときは急でびっくりしたし、まだ十分練習できていなかったので、できませんって正直に断ったんだ。
そしたら、じゃあ明日弾いてみなさい!だって」
息子は現在高校で一番レベルの高いオーケストラ、「チェンバー」に所属しています。
顧問の先生自身が素晴らしいバイオリニストで、ときどきこのような突拍子もないリクエストを(息子が言うには)自分に集中的にしてくるのだとか。
確かにその曲の楽譜を見てみたら、細かいオタマジャクシ(音符です)が数多く並んでいて、音楽の才能がない私にとっては「一体どう読むの」という感じでした。
しかし私は悩んでいる息子に対し、いつものように(母として)アドバイスを言い始めました、、、
「そうなんだ、大変だね。でもきっと一生懸命練習すれば大丈夫だよ、、」
と言い始めたところで、息子がいきなり
「Stop it」
と遮ってきました
そして、
「バイオリンを弾いたことのない母さんには分からないよ、この曲がどんなに難しくて大変なものか!
だからぼくは母さんからアドバイスを求めているわけじゃない。ただ心配ごとを聞いてほしかったんだ。」
と言いました。
それを言われて、私はハッとしたのです
バイオリンを弾いたこともない私には、確かに息子が置かれている状況の大変さなど分かるはずもない。
それなのに、まるで息子の立場を分かっているような口ぶりでアドバイスをしようとしていたんだ、と。
私も心配ごとがあったり、辛い立場にあるときは、やっぱり誰かに話は聞いてほしいと思うことがあります。
でもそんなとき、やはり口先だけのアドバイスは要らないって思ってしまいます。
なぜならその辛い立場はそれを経験している本人しか分からないし、それに対しての答えを見つけるのもやはり(経験している)本人しかできないだろうから。
病院でも、患者さんが(現在の病気についての心配事を)話してくれるときがありますが、いかに「Good listener 」になれるか、そして「Sympathy」ではなく 「 Empathy」を持った心で患者さんと接することの方が、実は(口先だけの)アドバイスをするよりずっと大切なことです。
息子は結局、とにかく今晩できるところまで一生懸命に曲の練習をして、明日に備える、ということで自分なりの問題解決に至ったようです
母は息子の好きな夕食を作って、陰ながらサポートすることにしたのでした がんばれ、息子!
さて我が家のワンコ嬢、「日本部屋」(と我が家では呼んでます、ププツ これについての日記はこちらこたつでちょっと日本ぽく)に設置したこたつをいたく気に入っているようです
どこにいるの~ と家中を探したら、案の定こたつの中にいました
ふとんをめくって名前を呼びましたが、なかなか出てきてくれません
外は寒いし雨降ってるし、散歩は後でいいワン と言っているような表情です。
でもね、PeeとPooはしなくちゃいけないんだよ~!!
しばらく待ちましたが、出てきてくれません
仕方ないので反対側にまわって、おしりをこたつの外に向かって押したら、ようやく観念して出てきてくれました。
犬は喜び 庭かけまわり~
猫はこたつで丸くなる~
という有名な歌詞がありますが、これはうちのワンコにはあてはまらないようです。
散歩から帰ったら、すぐにカウチの上でも寝てしまいました